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新和版ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)とか色々やろう 49話

  アタおか
2023年9月25日
今回はリプレイじゃなくてウェッポンマスタリー先生の話なの。
今度こそ私が救う!
   
 
   
ここは宝物の次元界

ウェッポンマスタリー先生が「金貨の津波」にやられた兵士達を救出していた。


「ウェッポンマスタリー先生」


「宝物の次元界」



うう・・・


誰かーん


飲めキュアオールポーションだ。


ウェッポンマスタリー先生が膝枕(ひざまくら)させながら、兵士に薬を飲ませる。


うう・・・(T△T)
すいませんアネさん。


本隊は?
メスっち卿はどうなりましたか?


クソだ!


あいつらはとっとと南に逃げ出したよ。


いやいや!
そりゃ、そーですよ!
( ノ;Д;)ノ


アネさんも逃げて下さい!
なんか、ココおかしいですよ!


駄目だ。
私は傷ついた弱者を見捨てない。


ウェッポンマスタリー先生は兵士から離れ

被害が大きい場所にズンズンと向かう。


駄目ですってアネさーん!
( ノ≧△≦)ノ


深追いしたら死にますって!


引き下がるものか。


私はヒナグリフで最後まで魔女を見捨てなかった。

農奴も最後まで見捨てなかった!



私は!
私は!


・・・・・・


・・・・


・・






・・・・・・。


私は弱者を救えたのか?

ウェッポンマスタリー先生が自問自答する。


なのん?


(遠くで誰かが噂してる?)


皮肉なモノだな。
弱者の味方アピールしてる私はなぜか弱者を救えていない。


好き勝手に生きているメス=ブルーファントムのほうが、よっぽど弱者を救っているのではないか?


・・・・


・・


だが生き方は変えられん!


ウェッポンマスタリー先生は奮起し、金貨が積み上げられた丘を越える。





くっ・・・
酷い場所に来たな・・・


そこは兵士の死体が何千と転がる血の池地獄だった。

ウェッポンマスタリー先生が血の池にドボンと入り探索を続ける。


生き残りは・・・

うう・・・


足下で兵士のうめき声を聞こえる。

兵士の両目には金貨が刺さっているようだ。


おい、大丈夫か?
キュアオールポーションをかけるぞ。


アネ・・・さん?


なんでココに?

なんで逃げてないんですかアネさん?


おまえまでなにを?

こいつは戦場ですぜ!


司令官が傷ついた1兵士をいちいち助けてたら戦争になりやせん!

アネさんの持ち場に戻って下さい。







兵士がバケツ一杯分の血反吐を吐く。


おい!
しっかりしろ!

アネさん


優しすぎるよ。

そんなんじゃ・・・


そんなんじゃ?

ああ・・・

ぶしゃぁあぁあぁ!



兵士の肉体が爆竹のように破裂し

兵士の肉から大量すぎる血があふれ出す!





ありえない出血量!

これではもはや火山噴火!


○△$×#%&×!?



血から噴き出す巨大骨!



カタカタカタ・・・


兵士は・・・

兵士の骨は巨大化しすぎていた。


兵士は・・・

全長15mの巨大なスケルトンに変異していた!





カタカタカタ・・・
ガルガンチュア・スケルトン!

カタカタカタ・・・
カタカタカタ・・・


巨大なスケルトンは1体だけではない。

周囲に転がっていた兵士の肉体が次々と破裂し、何百という巨大スケルトンが現れる。





地獄よりも悲惨な光景。


そんな!
誰がこんなことを!?

俺だけど?


ウェッポンマスタリー先生の言葉に答えるように

4m半ぐらいの悪魔がウェッポンマスタリー先生の視界に入り込む。





哺乳類の骨をかぶったナニか。
偉大な上級デーモンに見えるナニか。

上級存在すぎてナニがなんだか分からない。


貴様がやったのか!

ああ。
死奴(しど)を増やしたんだな。


死奴(しど)を増やして

宝物の次元界で支配者ズラしてる「イデオロギー・スタッフ」にリベンジしてやるんだな。


なにをいっている?

ああ・・・えっと・・・

アホでも分かるように言えば

ぶっコ□すためにぶっコ□して、アンデッド増やしてるのよ。

邪悪なデーモンがぁぁぁ!


ウェッポンマスタリー先生が矢のような速度でデーモンに飛びかかる。


!!!!
!!!!


が、できない!

その前に「15mはある巨大スケルトン」が骨で出来た棍棒で、ウェッポンマスタリー先生をモグラ叩きゲームのように叩きまくる!


ディフレクト(受け流し)!
ディフレクト(受け流し)!
ディフレクト(受け流し)!






ウェッポンマスタリー先生が巨大スケルトンの乱撃を剣でなんなく受け流す。

それは剣聖による究極の受け流しスキル。


凄いド。

100の次元界を死領(しりょう)に変えたオデが見ても世界一の剣技ダド。

この剣で貴様を倒し、弱者を救ってやる!


ウェッポンマスタリー先生がインパラのように飛び、上空からデーモンの頭を叩き割ろうとする!


え?
弱者を救うって

それ、サバンナでシマウマ喰ってるライオンにも言えるん?

言ってヤルよ!

アタおか。


太ったデーモンは鼻くそを丸めるように「黒いエネルギー体」を指で丸め

鼻くそをぶつけるように「黒いエネルギー体」をウェッポンマスタリー先生にぶつける。



!!!










ウェッポンマスタリー先生は100mほど後方に吹き飛び

デコピンくらった蚊のように無惨に死ぬ!


アッサリ死にすぎる。


が、ぽ・・・

普通の人間ならシマウマもライオンも両方不幸にするよ

( ´・∀・)(・∀・` )ネー

ば! ば!






太ったデーモンがウェッポンマスタリー先生をチラリと見ると

ウェッポンマスタリー先生の体は風船のように破裂





ウェッポンマスタリー先生の中から15mの巨大スケルトンが現れる。


ガガガ、ギギ・・・



そのスケルトンはなぜか真っ赤な体をしていた。


じゃあ、次の素材を探そっか。



太ったデーモンは前に進む。


ガチャガチャ。
ガチャ。

ガチャガチャ。
ガチャ。


100体の巨大なスケルトンが太ったデーモンについていく。


ガチャガチャ。
ガチャ。


ウェッポンマスタリー先生だった赤いスケルトンもついていく。


素材を集めて俺達デーモンをペット扱いした「イデオロギー・スタッフ」をぶっコロしてやっからな。


りべーんじー!
ムッチャりべーんじー!


太ったデーモンは超ハッスルしていた。







これらの情報はプレイヤーにあえて伝えていない。


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