自衛隊のワープ | |
2023年4月1日 メス「アニメじゃない」 |
5分後。 ここは南公園といわれる大型の公園。 |
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ブーン!ブーン! | |
その池でドローンが飛びながら何かをまいていた。 「南公園の池」 |
「こんなドローンが飛んでます」 |
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ジョボジョボジョボ | |
ドローンがまいていたのは液状の鉄 鉄は瞬く間に広がり、池は「液状の鉄で出来た膜(まく)」でうまる。 「こんな感じになったの↓」 |
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ワープ ┏(=□=)┓ |
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ワープ ┏(=□=)┓ | |
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こちら第一部隊 ( ̄д ̄「」ゝ | |
マイナス密度の鉄で出来た水膜(すいまく)を経由し、目的地の「愛知県」にワープしました。 「この話は愛知県が舞台です」 |
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了解。 ヘリを送る(`・ω´・「」ゝ |
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パラパラパラ! | |
戦闘用ヘリもマイナス密度の鉄で出来た水膜(すいまく)からワープして現れる。 ヘリの風圧で水面は激しく揺れ、落ち葉が激しく吹き飛び、場の空気が戦場の空気へと変わった。 |
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各自、ターゲットの顔をスマホで確認しておけ。 (*ーдー)σ |
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了解 (`・ω´・「」ゝ |
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自衛隊員がスマホを素早く見る。 「ターゲットの荷戸少女子(にとしょうじょこ)」 |
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これが数分前にジェット機の客を皆殺しにした少女か・・・ (;゚Д゚ □ゝ まだ10代じゃないか。 |
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とはいえ、行動回数強化剤で強化された怪物だ。 (。▼皿▼)σ |
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可哀想だが圧倒的な戦力差で拘束す すっやー |
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ん? | |
すっやーすやー (↑すやすや寝る音) |
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突然の寝息! 危険を感じた自衛隊員が銃口を背後に向けた! |
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(。○□○)な!? |
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(。○□○)な!? |
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・・・・・・ | |
荷戸少女子(にとしょうじょこ)は少年マンガの主人公のように、自衛隊員の背後に回っている 足音は一切聞こえない |
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な!? いつのまに!? |
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すやー ジャンプ! |
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荷戸少女子(にとしょうじょこ)がバレリーナのように飛び、自衛隊員を通過! 飛ぶと同時に自衛隊員の頭部が雑巾のようにネジれ曲がるっ! |
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ビチャ! | |
グッチョッ! | |
うあああああ! ヽ(。○□○)ノ |
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おい、2人やられた! | |
早すぎて一般人の手には負えん! 行動回数強化班出てくれ! |
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了解! すぐに圧倒的戦力差で拘束する! |
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行動回数千回! Σ==(ノ▼皿▼)ノ |
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行動回数千回! | |
2人の兵士が残像をまきちらしながら荷戸少女子(にとしょうじょこ)に飛びかかる! 訓練された兵士の動き! 歴戦の異能が行使するプロの動作! |
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行動 回数 壱 万 回 ! |
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な!? (ノ;゚Д゚)ノ |
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つよ!? /(。_°)\ |
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されど荷戸少女子(にとしょうじょこ)はその更に上を行く! 荷戸少女子から凄まじい量の残像があふれ出て |
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グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! グチャ!グチャ! |
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場に駆けつけた自衛隊員の首は、ワタアメのように千切れて死んだ! 20人死んだ! |
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すーすー | |
ヘリをテキトーに動かすー。 |
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え!?あ!? 同時にヘリも!? (;〇Д〇) |
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バラバラ、バラ! | |
ヘリは不安定な竹トンボのように無様に回転し樹木の上に落下! 樹木をなぎ払いながら爆発! |
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すやすや・・・ |
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・・・・・・。 |
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・・・・・・。 | |
圧倒的戦力差。 荷戸少女子(にとしょうじょこ)は一瞬で21人の自衛隊員を掃討(そうとう)した。 |
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ブーン! ブ―ン! |
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な・・・ なな・・・な・・・(;〇Д〇) |
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その光景をドローンのカメラが目撃 ドローンが目撃した映像は「離れた場所にいる自衛隊員」がPCで見ていた。 |
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全滅だと? | |
ちなみにその自衛隊員の現在位置は 陸上自衛隊那覇駐屯地である。 「陸上自衛隊那覇駐屯地の場所はココ」 「沖縄からドローンのカメラで愛知県の公園を見てるの」 |
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すやー 雑魚かった。 |
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ざっこん |
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自衛隊をなめるなよ! | |
(;▼Д▼)┓☆スイッチオン 巨大ネットをワープ! |
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ザッパァァ! | |
突如! マイナス密度の鉄で出来た水膜(すいまく)から全長100mのネットが吐き出されるっ! そのネットは荷戸少女子(にとしょうじょこ)の全身にからみつき、荷戸少女子は遊歩道まで吹き飛んだ! |
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あ!? |
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もはや、生け捕りは不可能だ! (# ゚Д゚)=σ |
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可哀想だがトマホークミサイルをワープさせて荷戸少女子(にとしょうじょこ)を |
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大陸間弾道ドロップキック! |
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は!? ヽ(○□○)ノ ナニソレ? |
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どびゅん! | |
次の瞬間! 大量すぎる残像が荷戸少女子(にとしょうじょこ)から噴き出し その反動で荷戸少女子はミサイルのように飛ぶっ! 信じられない光景! 人がミサイルのような挙動で動く! |
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ああああ! どこまで化け物なんだよぉぉ! <(○□○)> |
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荷戸少女子(にとしょうじょこ)は捕縛していたネットをクモ糸のように千切り、天高く飛んでいく! |
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どこだ!? 彼女はどこに飛んでいった!? (;皿;≡;皿;) |
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すやすや・・・。 びゅー。 |
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荷戸少女子はドロップキックの姿勢のままミサイルのように飛ぶ! 沖縄の自衛隊駐屯地まで飛ぶ! 秒速50kmで飛ぶ! 「こんな感じで飛んだよ」 そして荷戸少女子は「陸上自衛隊那覇駐屯地」に 着弾! |
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かっ! | |
さらに着弾した衝撃で地津波が発生! |
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なんだこの地津波は!? (/;〇Д〇)/ |
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馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! 馬鹿な! |
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ば・・・ ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ! |
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!?!?!?!? | |
地津波は半径1kmまで広がり 陸上自衛隊那覇駐屯地は地津波に飲まれて壊滅した! |
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すやーすやー(まだ寝てる) 大陸間弾道ドロップキックで帰ーる。 |
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荷戸少女子(にとしょうじょこ)はまた大陸間ドロップキックを使い、愛知県のO市にある南公園へ向かう。 帰りの速度は遅めだった。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ 同時刻 愛知県の南公園 「トイレ」 |
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ぬーん、男子トイレきちゃないの。 | |
60Gとメスと隊長は南公園のトイレにワープし トイレから出る。 |
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おい! なんか木が燃えてねーか! |
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自衛隊もやられてる! | |
隊長が足下をライトで照らすと 自衛隊員の死体が3つも転がっていた。 |
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・・・・・・ |
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・・・・・・ |
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・・・・・・ | |
頭蓋骨が抜き取られた死体が転がっている。 |
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おおう! これは壮絶だね! |
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自衛隊以上となると たぶん荷戸少女子さんはドンドン強くなってるかもー。 |
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マジかよ。 |
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くっ! | |
3人が恐れ戦き(おそれおののき)周囲を見回しキョドリまくった。 |
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テルルル! テルルル! |
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そんな時に隊長のスマホが鳴り響く |
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はい。 O市国境警備隊です。 |
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ああ、私だ。 総隊長のコナーだ。 |
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どうしました総隊長? | |
つか南公園に出動した自衛隊員がかなり死んでますよね? |
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それだけではありません。 | |
荷戸少女子(にとしょうじょこ)は陸上自衛隊那覇駐屯地も壊滅させました。 |
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この短時間で!? | |
どんだけ化け物なんですか! |
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それで防衛省は | |
荷戸少女子を「大暴力装置」と認定したようですね ※大暴力装置は暴力装置よりヤバイ暴力装置なの。 ちなみに暴力装置とは国によって組織化された暴力ができる組織をさすよ(日本では自衛隊や警察のこと) |
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メスと同格・・・ そこまでのタマですか・・・ |
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ええ。 | |
トーゼン、防衛省から「大暴力装置のメス」に出動許可が下りました。 「大暴力装置のメス」 |
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なるほど。 相変わらずワープ実装世界は手続きが早い。 |
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で | |
できますかね? |
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メス・・・ |
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なのん? |
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防衛省からのご指名だ。 | |
メスのすっげー力で荷戸少女子(にとしょうじょこ)を倒してくれだとよ。 |
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ああ、そういう♪ | |
任せてなのん♪ 現時点では余裕だよ♪ メスがエヘンと胸を叩く。 状況が深刻な割に彼女は恐ろしく明るかった。 |
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お、おい。 やっちまうのか? |
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総隊長 余裕で倒せるそうです。 |
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そうですか・・・ | |
荷戸少女子(にとしょうじょこ)はこちらに向かっています。 |
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・・・はい。 |
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どういう状況になるか想定できません。 | |
ご武運を・・・ コナー総隊長はスマホを手早く切る。 今回のトラブルは誰も対応策が分からず、コナー総隊長は現場に丸投げするしか無かった。 |
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なぁ、待てよ! | |
荷戸少女子(にとしょうじょこ)を倒すって、つまりは荷戸少女子を殺すってことだよな! |
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そうだな。 |
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そら、そうなるよー。 |
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彼女にはナンの罪もねーぞ! 荷戸少女子(にとしょうじょこ)を救う道はないのかよ? |
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ゆーても国を滅ぼす化け物になる可能性があるからなぁ。 | |
「国」と「1人の少女の命」と天秤をかけるとヤルしかなくなる。 |
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しゃーないの。 |
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あー、あー | |
えっと、えーと・・・ アニメとかでよ |
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ん? アニメ? |
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いきなり何かな? |
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世界を救うか、少女を見捨てるかの2択になる場面があるよな? |
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ああ、昔のアニメやゲームでよく見るシチュエーションだね。 |
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その時にヒーローは悩んで悩んで | |
少女も世界も両方救うよな。 俺達もそういう選択すべきだと思うんよ。 |
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ふむ。 人としては正しいな。 |
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でも、現実的じゃないね。 | |
私の力をもってしても両方救うなんて無理ゲーなの。 |
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いや、メスに押しつける気も無い! 俺にやらせてくれ! |
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ええええ! ムッチャ無茶だよー! |
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今の60Gちゃんじゃ返り討ちにあう可能性があるの。 |
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そこをなんとか! 頼む! |
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ヤル気だけありましゅてもねぇ・・・ 上司の私としては・・・ |
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60Gは土下座するが、そんな安い土下座ではメスは了承しない。 しかし |
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いや、やらせてやるよ | |
隊長は60Gに賛同した。 |
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な! | |
お♪ | |
初めて隊長が好きになりましたよ♪ |
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だが、ヤバかったら即座にメスにやらせるからな | |
お前が死ぬ事態だけは絶対に回避するから覚えとけよ。 |
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ありがてー! 国も少女も救って俺がヒーローになってやらぁ! |
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(ああ・・・ヒーロー気取りかよ) | |
(お前はヒーローでもなんでもねーだろうに) |
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えっと、マジでしゅか? 隊長? |
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ああ、最初は60Gに任せる。 60Gが駄目だったらメスが出てくれ。 |
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はぁ・・・ | |
「頭ザコ」すぎて笑えないね。 60Gちゃん下手したら死んじゃうよ。 メスは隊長の判断におもっくそ失望した。 |
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でーじょうぶだって、アニメのヒーローのように少女も国も救うからよ。 |
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・・・・・・。 | |
(アニメじゃない) |
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・・・・・・。 | |
(たしかにアニメには理想を現実に変えちまうすげーヒーローがいる。それこそ「世界を滅ぼす少女」も「世界」も両方救うようなチートヒーローがな) |
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(だが現実にゃーチートヒーローはいねー) | |
(60G・・・お前が見たアニメの世界にチートヒーローがいなかったらどうなっていたか・・・) (想像したことがあるか?) |
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