顔面ソニーレイなの!

ゲームブログだよ!TRPG、プレイステーション、レトロゲームが中心なの!

回想編:D&Dリプレイじゃないよ(35話の代わり)

  ウェッポンマスタリー先生の回想
f:id:mesgamer:20220214210214g:plain 2022年2月14日
今回はD&Dリプレイじゃなくて、ウェッポンマスタリー先生の回想編です。
昔、私がヒナグリフにいた時の話・・・


私は魔女を守っていた。

(D&Dリプレイ第1部の話・・・)


   
 
   
私は元々……大戦争女王の依頼で魔女を守っていた。



それでも長くつきあって行くうちの愛着がわき、私は完全に魔女の守護者となる。



( ̄~ ̄)ボリボリ

で、ここは大海に浮かぶウォーガレー(軍用ガレー船)の中。


フナムシとワカメだらけの臭い船室の中だ。


f:id:mesgamer:20220214210254j:plain


( ̄~ ̄)ボリボリ

( ̄~ ̄)ボリボリ


私の目の前で、一人の魔女が「手のひらサイズの巨大フナムシ」を煎餅(せんべい)のようにボリボリ食べながらボヤいていた。


「ドラゴンフライイーター」



彼女の名は魔女ドラゴンフライイーター。
害虫喰らいの悪食の魔女と言われている。


ふん。
コナーという男は最悪。


( ̄~ ̄)ボリボリ

( ̄~ ̄)ボリボリ


私達はコナーという騎士に負け、コナーの軍門に降(くだ)っていた。


今はコナーの命令で船にのり、フォースという国に戦争をしかける途中だ。


「コナーという騎士(ヒナグリフをまとめていた騎士)」



はん、戦争?
馬鹿馬鹿しい。


なにが悲しゅーて、コナーのおこした戦争に私が協力せねばならんのだ?

そっこー逃げたるわ。


逃げられるのか?
コナーという男はイモータルの力を所持しているぞ。

んなもん知らね。
私は私のためだけに生きるだけだ。


血の一滴だって人にくれてやんね。


逃げる方法はあるのか?

船の外を見ろ。


他の魔女はテレポートの魔法でトンズラしようとしておるわ。


トンズラー!
(∩`・Д・)⊃━☆゜.*

トンズラー!
(∩`・Д・)⊃━☆゜.*


船室の外を見れば、20人の魔女が魔法書を開き、テレポートの魔法を唱えている。


なるほどマジックユーザーは便利なものだ。

おい。
私達も逃げるぞ。


ウェッポンマスタリー先生は私を守れ。


ああ、元よりそのつもりだ。


私が弱い魔女を最後まで守る。


トンズラー!
(∩`・Д・)⊃━☆゜.*

トンズラー!
(∩`・Д・)⊃━☆゜.*

ワープ!

ワープ!


魔女達はテレポートの魔法で次々と逃げる。

ジャンプするように遠くへワープする。


お、おい!
逃げるな!

止まれ!
止まれ!

バイバーイキーング!
|゚∀゚)ノ))))


あまりの手際のよさに見張りの兵士は止められない。


・・・・


・・


痛快!


・・・・


・・


そう!
そこまでは良かった!


パタパタ、パタパタ。

ん!?
悪寒・・・?


そんな中。

ウォーガレーの上空50m地点でとんでもない怪物が現れる!


「とんでもない怪物」
f:id:mesgamer:20220214210328j:plain


・・・・・・。


スズメサイズの鳥。
頭部は無く首の上からは針が生えている。

この怪物はコナーの部下で、鳥テロルと名乗っていた。


テロル以上に恐ろしい怪物を私は知らない。


逃げる。
許さない。


みんなと戦え。

鳥テロルは小さい声で警告するが、声が小さくて誰にも聞こえない。


待て!
もしかしてあの鳥はテロルなんじゃないのか?


ウェッポンマスタリー先生が船室の窓から全身を乗り出してビビる!


嘘だろ!!
あいつら問答無用で全ブッパするからヤベーよ!


即死ぬわ!


即殺す。

おい!
ドラゴンフライイーター!


私を捨ててテレポートで逃げろ!

私なら1回ぐらいは耐えられ


粛清!












問答無用の攻撃だった。


なっ?
ああ?
ぶりゅんっ!


鳥テロルのお尻から光速でウンコが射出され

凄まじい加速で加熱!
レーザー化!


そしてウンコは


直径百mの極太光線となって真下に直進する!


f:id:mesgamer:20220214210406g:plain


なんだ、この見た事が無い光は!
イモータルの攻撃でもここまではいかない!

くっ!
テレポートで逃げるぞ!

遅い!
燃え尽きろ!


鳥テロルの放ったウンコ光線は船を一瞬で燃やし、海を溶かし!


ショワァァ!


海に直径5百m!
深さ5千kmの穴を開ける!


さらにウンコ光線は深海に住む深海魚をも焼きまくる!


f:id:mesgamer:20220214210435j:plain


駄目だ!突然すぎて対応できない!
とにかく弱い魔女を救わねば!

ぐ・・・せめて・・・


光の爆風に吹き飛ばされながら私はどうする事もできない。


テロルという怪物は何よりも恐ろしく

そんな恐ろしい怪物を次々と撃破したメス=ブルーファントムという英雄はどれほど恐ろしい怪物なのだろう。


「メス=ブルーファントム」



・・・・


・・



どーせーと?



・・・・・・


・・・・


・・


f:id:mesgamer:20220214210457j:plain


ん、んん・・・


気がつけば、私は砂浜の上で寝ていた。
私はテレポートの魔法で転移して助かったようだ。


グチュ。
あ、ああ!?


そして私の手には魔女ドラゴンフライイーターの右手が握られている。


・・・・・・。


彼女は光線の熱で、皮と肉が蒸発し

内臓と骨だけになっていた

(※原爆で死んだ人の中にはこういう死に方をした人がいたそうです)


f:id:mesgamer:20220214210523j:plain


おい!
ドラゴンフライイーター!


「私は私のためだけに生きる」と言っておきながら、なぜ私を最優先に助けた?

ウェッポンマスタリー先生が魔女の体をゆするが反応はない。


・・・・・・。


内臓と骨だけになった魔女が答えられるわけもない。


なんだこのムナクソ悪い展開は!


弱い魔女は逃げる事さえも許されないというのか!

それが現実とでも言うのか!


私はどうすれば良かったんだ!


結果だけ見るなら

「私は私のためだけに生きる」といった魔女ドラゴンフライイーターは私をかばってアッサリ死に


「魔女ドラゴンフライイーター」



弱い魔女を助けるといった私は魔女に助けられて生き残った。

人生は予定通りにはいかない。


クソが・・・





現実はうんこ。


次の話へ
前回の話へ
TOPに戻る