6話(最終回) | |
2020年5月14日 どうあがいても面白くならないから「∞行動の60G」を打ち切ります。 |
待ってろ60G~。 ラッキース ケ ベおごったる~。 |
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なんだろう? 今まで感じたことがないようなホラーが近づいてるような? |
ここは、とある森の中。 ムマーシカというグノーシャが、60Gとセールちゃんがいる森に向かって走った。 「ムマーシカ(馬鹿のグノーシャ)」 |
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お~い! 60G~! |
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テケテケ、テケ! (↑徒競走をする幼稚園児のように走ってる) |
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へ? | |
だれ? | |
60Gはセールちゃんの肩を貸りて歩いていた。 |
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問答無用!いくぞ! てい! |
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ムマーシカちゃんが木を踏み台にして 大ジャンプ! 60Gに飛びかかる! |
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へ? 攻撃してきた? なんで? |
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説明不足すぎない? |
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いま、筋肉痛で動けないんだが・・・ |
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ふっ! | |
地味ながら完全に虚をついた攻撃! これは確実にラッキース ケ ベが決まる! 言うなれば必中のラッキース ケ ベ・・・ |
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(そう、私は気づいたのだ! ラッキース ケ ベのメカニズムを!) |
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ムマーシカちゃんは「とあるラ ッ キ ー ス ケ ベ 漫画」を立ち読みしていた日々を思い出す。 ・・・・ ・・ 「コンビニの本売り場」 |
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うん。 この漫画は毎回キレイにラ ッ キ ー ス ケ ベが発生している。 |
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不思議だ。 男の子は目をつぶってるのに、なぜこんなにもキレイにラ ッ キ ー ス ケ ベが決まるのだろうか? これはもはや統計ではありえない偶然。 ムマーシカちゃんは熟考して答えを出す。 |
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ん! 分かったぞ! |
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これはラッキース ケ ベを喰らう側の女性が巧みな体さばきでラッキースケベをくらわしているのだ! つまりこれは体術! 「ラッキース ケ ベは体術!」 |
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これはもうラッキース ケ ベ体術という体術の一つではないだろうか… | |
真理にたどりついたムマーシカちゃんは、大いなる悟りを得た聖者のように山で修行をすることになる。 とてもとても苦しい修行の日々。 1年の長い修行! |
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こうして私は! | |
ラッキース ケ ベ体術を極めたのだ! |
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ブワッ! | |
ムマーシカちゃんがジャンピングボディプレスのように60Gに飛びかかり、60Gを押し倒す! |
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??? | |
??? | |
そして・・・ ムニュ! ムマーシカちゃんの胸が60Gに激しく接触した! |
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ああああ! |
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決まった! | |
ムマーシカちゃんは60Gに胸を押しつけた体勢で、60Gを押し倒したのだ! |
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(え?知らないお姉さんがご褒美くれたの?) | |
ラ、ラッキー? ・・・なのか??? |
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(よし! これにてラッキースケベ成立!) | |
ここでセールちゃんの出番! ラッキースケベの現場を見たセールちゃんが嫉妬(しっと)に狂って、60Gにビンタをくらわす。 |
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さん、はい! |
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どきなさい。 | |
セールちゃんがちゃぶ台をひっくり返すようにムマーシカちゃんを投げ飛ばした! |
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がはっ! | |
投げ飛ばされたムマーシカちゃんは木に背中をうちつけダメージを喰らう。 |
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え! オッ○イが離れてしまわれた・・・ |
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っ・・・ | |
たぁぁ・・・ |
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あんた誰? なんで60Gにボディプレスしてるの? |
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ちがーーう! | |
なんで私に攻撃するかなー! |
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は? | |
は? | |
ここはラ ッ キ ース ケ ベを見たセールちゃんが嫉妬(しっと)に狂って、60Gにビンタをする場面でしょ! | |
どーしてお約束が分からないかなー? 予定が狂ったムマーシカちゃんが鼻息を荒くして抗議する。 |
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んー? |
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んー??? | |
あ~~~~~(*´・д・)! これは頭の可愛そうな子ね。 |
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はっ!? ちが!? |
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お嬢ちゃん。 森に迷ったの? |
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迷子なら一緒に交番まで行こうか? セールちゃんと60Gが可愛そうな子を見るような目でムマーシカちゃんを包囲した。 |
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ちがーーーーう! こんな手はずじゃない! |
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予定通りいかなかったムマーシカちゃんは、TRPGですべりまくったマスターのようにショックを受ける! ムマーシカちゃんは膝(ひざ)を激しくつき! ズ、ズーンと苦悩する! |
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何がしたいの? この子? |
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さぁ・・・ | |
ワケワカラン。 |
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やばい・・・ やばい・・・ |
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今までの私の努力は・・・ 今までの私の努力は・・・ ブツブツ・・・ブツブツ・・・ |
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なんかさ、この子ちょっと怖いしバックレようぜ~。 (あとはポリスさんに任せてさ) |
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そうね。 君子危うきに近寄らずね。 |
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セールちゃんは60Gに肩を貸し、立ち上がる。 そしてコッソリと立ち去った。 ・・・・ ・・ ムマーシカの苦悩は続く。 |
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私は失敗した! | |
激しく失敗した! 恐ろしいほど失敗した! そもそも、この企画そのものが間違っていた! ムマーシカちゃんがダメージを受けたイモムシようにウネウネしながら苦悩する。 |
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(ん?企画ってなに?) |
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この企画は60Gを主役にして、セールちゃんをヒロインにすること以外はなーんも考えてなかった! | |
そしてバカを題材にしたこともかなり間違ってた! バカを題材にした話って思った以上に難しい! 超高度! |
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なめた気持ちでバカをした私がアホだった! | |
ムマーシカちゃんが意味不明な内容で苦悩する。 |
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(なんか変な理由で苦悩してるわね~) |
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(今のうちに危ないお姉さんからもっと離れよう) | |
|゚Д゚))) コソーリ… |)彡ササッ 60Gとセールちゃんがそそくさと離れる。 |
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はぁ・・・ もう、終わらせよう・・・ |
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失敗と分かった以上は 私の∞狂気で全て終わらせるしかない。 ムマーシカちゃんは迷走したTRPGのマスターのように意味不明な選択をした。 |
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(・・・・・・) | |
∞狂気って・・・何かな? |
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∞狂気とは何がおきるか分からない超強力なパルプンテみたいな技。 | |
発動すればマジで何がおきるか分からないし、場合によっては世界が終わる時もある。 |
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よし、危ないお姉さんから100mは離れたわ。 |
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よし、走って逃げよう。 | |
ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダッ! ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダッ! |
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(ええ・・・) | |
メスが∞視点という能力でムマーシカちゃんを見ながら絶望する。 |
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というわけで早速「∞狂気」を発動。 | |
効果は20面体のサイコロで決定! サイコロコロ・・・コロ。 「ランダム表」 |
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サイコロの結果は20! | |
なんの脈絡もエフェクトもなく! テレビの画面を切るように! ∞行動の60Gの打ち切りが決定! |
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喰らえ!! | |
大 無 限 狂 気 ! いきなり打ち切り! サヨウナラ! |
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え??????? |
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え??????? | |
?????????? |
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・・・・・・。 |
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・・・・・・。 | |
なにもかもがクソすぎて言葉もでないね。 「チッ」という舌打ちを10回ぐらい出たよ。 |
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・・・・・・ |
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・・・・ |
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・・ | |
こうして∞行動の60Gという企画そのものが、一撃で消滅した。 おちまい。 「∞行動の60Gに登場した全イベントは全てパラレルワールドの出来事であり、すべてなかった事となりました」 |
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