ブック・オブ・エ□ティックファンタジースタートなの! | |
2020年6月14日 で、Aパートの続き。 この話からブック・オブ・エ□ティックファンタジーを運用するぜぇぇ! ※こっちがBパート |
というわけで話を再開します。 | |
ここはくっそ蒸し暑い どっかの平野。 大戦争女王に敗北したメス達は、車輪がついた牢屋の中にいた。 |
「ステータス」 「現在位置(メス達は、車輪がついた牢屋の中)」 |
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パッカパカ。 | |
お馬さんパッカパカ。 | |
その車輪がついた牢屋を2匹の馬が引いている。 |
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周囲を見るよ。 いまどんな状況かな? |
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時刻はギリギリ夕方、そろそろ日が落ちそう。 | |
周囲には手足がついた攻城塔が3000体おり・・・ 手足がついた攻城塔と一緒に1万人の兵士が行軍している。 「手足がついた攻城塔」 「こんな兵士が1万人行軍してる」 行軍のついでにたまたま見かけた冒険者を八つ裂きにする兵士もいた。 行軍のついでに竜や巨人を狩る兵士もいた。 恐らく彼らがこの大陸における最強の暴力装置なのだろう。 |
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あー、けっこうな大軍団ねぇ。 |
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たしか、この軍団は修羅の国フ・クォーカーに向かってるんだよな? | |
だったら目的地だし、そのまま牢屋の中にいようぜー。 「こんな感じで移動して、修羅の国フ・クォーカーに向かってる」 |
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うん。 | |
PCがそんな感じで話をしていると牢屋の外が何やら騒がしい。 どうやら誰かが連行されているようだ。 ガチャガチャ、ジタバタ音がする。 |
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ん。 外を見る。 |
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牢屋の外で、こんな会話が聞こえてきた。 |
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ひぃぃぃ! 僕はホラッチョじゃありませんよー! |
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黙れ!嘘吐き! 牢屋にブチこむから、こい! |
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大戦争女王さまが・・・ |
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おまいのホラ話さー、超面白いからとりあえずキープじゃ♪ |
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・・・と言わなければ、お前なんかそっこーで処刑だったんだからな! | |
大戦争女王さまに夜這いとか、どんだけチャレンジャーなんだよ! そんな無茶をするぐらいならガルガンチュアトロールに夜這いかけるわ! ※ガルガンチュアトロール・・・超巨大なトロール。国内のベテランプレイヤーはこいつを倒せるとこまでキャラを育てた人が多いと思う。 |
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などと言いながら、兵士は1人の男を連行し… メス達がいる牢屋の扉をあけ… |
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トリャヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;' | |
助走をつけたドロップキックで男を牢屋の中にぶち込んだ! 「現在位置」 |
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きひぃぃぃ! | |
三└(┐Lε:)┘ズサー! |
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(1人何役の小芝居うまーい) |
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あー、牢屋フレンズが増えたのか。 |
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どんな人か見るよ。 |
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男はターバンをつけたローグ風の男だった。 | |
年齢は20歳ぐらい。 パット見、少し軽薄そうな好青年に見える。 「ローグ風の男」 ※ローグは探索や急所攻撃が得意なクラスだよ。親和版D&Dのシーフに類するクラスだね。 |
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こんにちわ~♪ 汚いとこだけど、ドゾドゾなの~♪ |
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こんにちわ。 (*_ _)ペコペコ (*_ _)ペコペコ |
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あ! あなた達も大戦争女王にちょっかい出して捕まった口ですかね? (・∀・)人(・∀・)ナカーマ |
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うん。 大戦争女王をぶっ殺そうとして捕まった。 |
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はっはっはっ♪ なんて無謀(みぼう)な♪ |
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大戦争女王メス=ブルーファントムに勝てる者なんてこの世にいませんよ。 そのうち彼女は人類の限界を超えて、オールドワンに挑(いど)むんじゃないですかね~? |
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ふ-ん? で、なんであんたは取っ捕まったのよ? |
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私は「とあるオールドワン」を探してましてね。 大戦争女王の支配地域を調査してたんですよ。 |
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とあるオールドワン? | |
さっきから色々知ってるようだけど、目的は何? |
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ええ、私は・・・ | |
男の支配者ティーンティーンを探しているのです 「男の支配者ティーンティーン」 |
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え? チ○チン?(直球ストレート) |
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ティーンティーンってナニよ? |
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全ての男に「汚ティンティン」をつけた 創造主の1人です |
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ん? | |
は? | |
なによそれ? なんで、ティーンティーンは全ての男に「汚ティンティン」をつけたのよ? |
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男の支配者ティーンティーンは | |
全ての男にマジックアイテム「汚ティンティン」をつける事で、男の心を太古から支配し操っているのです。 言うなればギアスによる統治ですね。 |
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って、おい。 | |
それはつまり・・・ |
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この世界のおティンティンってマジックアイテムなわけ? | |
それが男をずっと支配していたと? その設定はクレイジーすぎるでしょ! 誰が考えた設定よ? |
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僕ですが、そんな褒(ほ)められると恥ずかしいでしゅよ。 |
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ええ・・・(困惑) えええ・・・(再度困惑) |
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驚くのも無理はない。 | |
人類でこの事実を知っているのは、イモータルをふくめ数人しかいない。 大戦争女王にも同じ話をしましたがね・・・「ホラッチョやべー」と言われて信じてもらえなかったですよ。 |
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なんでおまえがそんなこと知ってるんだよ? |
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それはですね・・・ | |
あなたも男なら思い当たるフシがあると思います。 |
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いや、私は女なんだが。 ・・・まぁ、いいや。 |
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それで「男なら思い当たるフシ」ってなんだよ? |
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マジックアイテム「おティンティン」が発動すれば | |
男の人格は切り替わり「愚か者」になってしまいます。 それこそ、どんな賢者さえも「おティンティン」が機動した瞬間にとってもファジーでいいかげんな性格に切り替わるのです。 |
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へー、そうなんだ~。 勉強になるの~(。_。)φメモメモ |
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これはもう、偉大なる何かが介在しているとしか思えない! | |
私はこの仮説をもとに調査し! 「おティンティン発動」とともに発生する知能低下が「フィーブルマインド(精神弱化)の魔法」に酷似していると発見したのです! |
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すごーくこってる設定なのに、すっごい馬鹿な設定ねぇ。 | |
別に「おティンティン発動」と一緒に知能低下してもいいと思うけど | |
いや、駄目です! (#▼皿▼)ギリリ! |
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男がどれほどマジックアイテム「おティンティン」で失敗しているか! 人によっては「おティンティン」の命令で犯罪を犯し、人生を失敗するモノもいる! 僕なんてエ□本求めて10年も徘徊して人生の貴重な時間を失いましたからね! |
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まー、色んな事件の元凶かもねぇ。 | |
その通り! | |
そして僕は「おティンティン」から生まれる悲しみの連鎖を止めたいんですよおぉ! | |
男は床を破壊しそうな勢いでヒザをつき、両手で顔面をつかみ泣き崩れた。 |
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o(;△;)oおおおおおおおおお。 | |
マスターの60Gもなぜか泣いている。 |
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NPCと一緒にマスターも泣いてる! すごい迫真の演技! |
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キッタネ~涙だなぁ。 |
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それで、具体的には何をなさるおつもりですか? |
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みんなが笑顔になれる「おティンティン」に変えてくれと、オールドワンに土下座して頼みます。 | |
これで多くの男が救われるでしょう! (゚∇^*)bイエイ♪ |
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スケールがデカイのか小さいのか分からない話ねぇ。 |
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そもそもこの話はホントだろうか? ところどころ説明不足だし…何かがおかしい。 |
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そーねー。 | |
そう言えば・・・ ブック・オブ ・エ□ティックファンタジーの魔法に、嘘を見破るクレリックの魔法があるのよねぇ。 |
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おお♪ いきなり使える魔法があるんだね♪ けっこうまともなルールで良かったよ。 |
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まともな魔法かしらん? | |
まぁいいや。 とにかく「ライアーズカース」の魔法を使うわ。 鼻にかけても盛り上がらないから、期待通りの場所に魔法をかける。 |
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あざーす! <(_ _)> |
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ライアーズカース? 期待通りの場所に魔法をかける? |
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はい。 ライアーズカースを使った。 (キャラクターシートの呪文チェックを消し消し) |
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セールちゃんの手が不気味に光り、呪文が一瞬で行使される。 | |
サイコロ・・・コロコロ。 ローグのST判定は失敗。 セールちゃんの魔法は成功と |
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んで、ライアーズカースってどんな魔法だよ? |
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ゴニョゴニョ。 エ□エ□。 |
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エ□エ□、エ□エ□。 |
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ほーん。 いきなりパンチが効いた魔法を使いおるわ。 |
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まぁ、状況は分かった。 だったらやる事は1つだな。 |
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どゆこと? 私も「ライアーズカース」がどんな魔法か知らないから、状況が分からない。 |
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んー、様子を見るしかないねぇ。 |
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とりあえず、ローグ風の男に質問する。 | |
いままでの話は嘘じゃねーよな? 真実だよな? |
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もちろんです(´・ω・`)キリッ | |
ローグ風の男はとてもキレイな目でスッパリと答える。 涙で濡れた目はキラキラして美しい。 |
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じゃあ、ティンティン見せろや! | |
今すぐにな! |
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は? | |
は? | |
は? (; ゚ ロ゚) |
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(゚Д゚;)なぜに!? もしかして、あなたは伝説のエ□フさまですか? |
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いいからティンティン見せろや!ゴラァ! | |
と言ってローグ風の男を押し倒すわ! |
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(ご乱心すぎる!) |
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Σ(□`;)人前はイヤぁぁ! やるんなら人がいない場所でやりましょうよ! |
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汚ティンティンは小心者なんですよ! |
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ローグ風の男はドン引きして、貝のようにガッチリと股(また)を閉じた! |
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ちっ、めんどくせーな! | |
だったら、ATフィールドをこじあけるエヴァ初号機のように、「ローグ風の男」の股を強引にこじ開けてやるわ! ぐぎぎぎぎ! |
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いやややややや! 。・"(>皿<)"・。 |
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やーo(>皿<)o! |
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おおう。 この状況はナニかな?ナニかな? |
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もしかして、いきなりレイポ? |
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うっそーーん! 初手レイポとか、どんだけー!どんだけー! |
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なんかごめん。 | |
そりゃあ、地蔵のカキリンも思わずツッコミいれるよねぇ |
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場面はさながらATフィールドを両手でこじあけるエヴァ初号機! | |
足を開けるシネ=シネに、足を閉じるローグ! |
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誰かーたすけーてー(゚Д゚;≡;゚д゚) スタッフースタッフー(゚Д゚;≡;゚д゚) |
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ぐぎぎぎぎぎぎ! 観念し・や・が・れ・や! |
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オープン・ザ・マタ! ダイスコロコロ・・・3で、ストレングス判定成功! |
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あきゃ!? (○□○) |
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バ シ ュ ッ ! |
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ズバーン! シネ=シネの両手が、マッハを越えた速度で男の股(また)をこじ開ける! その姿!ATフィールドをこじ開けるエヴァが如く! |
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はわわわ! はわわわわわわ! |
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こんなしょーもない場面の演出に力をいれんでも・・・ |
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よーーーーし。 股を開いたな。 |
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股間を見るぞ! オッキしてるか? 股間を見るぞ! オッキしてるか? YESオッキ? NOオッキ? 答えやがれ! |
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の |
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YESフルオッキ! | |
「ローグ風の男」の股間はオッキしているようだ! 高さ20cmの立派なテントがはられていた! |
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あああ・・・(真っ白目) |
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(*/ェ\*) いやーん |
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ふむふむ。 まぁ、これで確定って事よね。 |
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何が? |
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何がかな? | |
この |
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嘘吐き野郎がぁあぁ! | |
そう言って、ローグ風の男の胸ぐらを両手でつかんで、持ち上げてやるわぁあぁ! (ストレングス判定してねーけど、勢いで持ち上げてやるわー!) |
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ひぃぃぃ(TДT) くるじぃぃ(TДT) |
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ギブ!ギブ! タップ!タップ! |
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嘘吐き野郎? なんで? |
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ちょっと意味が分からないですねぇ。 |
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そもそもどんな魔法を使った? ライアーズカースの解説を要求する。 |
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そね、すごく簡単に言うとさ。 | |
ライアーズカースにかかった者が嘘をつくとさ・・・ 汚ティンティンがオッキするのよね。 (そういう呪いをかけました) |
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なんと! 凄く使える魔法かも! (汚ティンティンをコントロールできるの!) |
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うっわぁ~。 |
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そして「ローグ風の男」はオッキした。 | |
つまり「ローグ風の男」は嘘をついたのだ。 |
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悲しいけど。 汚ティンティンは嘘つけないのよね(名言) |
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・・・・・・(○□○) |
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とにかくあんたが嘘吐きだとユーことはよーく分かったわ。 | |
今すぐ どんな嘘をついたか白状しなさいよ。 メイスの先端でテントをウリウリしてやるわ。 ウリウリ、ウリウリ。 |
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そんな、嘘って | |
僕は嘘なんてついてましぇんよ~ 。゚(゚´Д`゚)゚。 ローグ風の男は「顔と耳を紅潮させながら」号泣した。 |
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え? ウソん? まだしらを切るわけ? |
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嘘じゃねーなら、なんでオッキしたんだよ? |
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だってエ□フの女の子に押し倒されて、股をこじ開けられたんですよ。 ( ノД`)シクシク |
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そんなシチュエーションになったらオッキするに決まってるじゃないですかぁあぁ! _ト ̄|○ウワーン! |
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あーー。 |
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あーー。 |
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ニャルホドこの場合 | |
呪いの効果でオッキしたのか、エ□でオッキしたのか判別がつかないわねぇ。 |
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なんて分かりにくい汚ティンティン魔法なんだ。 |
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まぁいい。 ここでは真相は分からないかもな。 尋問は中止だ。 |
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はっはっは♪ 汚ティンティンだけで真相が分かると思うのは大きな間違いだぜ♪ |
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むぅ。 汚ティンティン手強い。 |
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どうやら私達は「汚ティンティン」を甘く見ていたようだね。 |
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(というかさ・・・) | |
さっきからさ・・・ みんな凄くナチュラルに「汚ティンティン、汚ティンティン」と言いまくってるよね? ブックオブエ□ティックファンタジーって、一線を軽く突破させるヤバいルールなんじゃ・・・ |
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などと話している間も「牢屋を引いた馬」と「大戦争女王の軍団」は前に進む。 | |
日は沈み。 狼の遠吠えが聞こえる夜の平野。 周囲から香水のような匂いが漂(ただよ)ってきた。 |
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ん? 追軍娼婦でもやってきたのか? |
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・・・・・・。 |
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フフ(微笑) | |
ウフフ(微笑) | |
旅は続く。 ブックオブエ□ティックファンタジーの恐ろしさは、まだ何もはじまってはいない。 「現在位置」 |
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