顔面ソニーレイなの!

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マイナス密度の鉄がある世界で 13話

てっ!
60Gが砂に埋まって大ピンチじゃーん!


たいちょ! なんか支援プリーズ!


ええ・・・
二次遭難こわーい。

かー、ガッチつっかえねぇぇぇ!


もー俺が行くしかないじゃないですかい!


   
 
   
ここは犬投山(いぬなげやま)





砂にのまれた60Gは動けなくなっていた。





ヤバイ、マジで砂の重さで動けん。


しかも砂の重みで息もできん。

縦穴に入って埋められると動けなくなると聞いたことがあるが・・・


こりは洒落(シャレ)にならーん!


一発で行動不能になってるジャマイカ!


60Gは死さえ覚悟する。
それほどまでに砂に埋まる状況ヤバイ!





そんな時


非常用の扉からワープ!
犬投山に到着!


転売屋のテンという男がトヨダ博物館から犬投山にワープして、砂の上にザシュッと立った!


「転売屋のテンさん(実はヤクザです)」



誰かー!
ドラエモーンたーしゅけーてー!

おい!
筋肉ボウズ!


動けないなら、全身の筋肉を振動させろ!

筋肉から発生したソニックブームで砂が吹き飛ぶぞ!


マジで?


はじめて行動回数強化型のアドバイスもらったぜ!


いいからヤレ!
ざっこん!

おうよ!
行動回数!






60Gがデンマのように振動し

振動からソニックブームが発生!

ソニックブームが砂を吹き飛ばしまくる!





おおおおおおお!


そして60Gはソニックブームの力で砂の中を泳ぎ

海から浮上するイルカのようにバシャっと砂の外に出た!


行動回数を使いまくった超荒業である。


うむ。
トーゼン。

ぜーぜー!
俺、生きてる!


まさか強化人間の俺が砂ごときで死にかけるなんて思わなかったぞ。

60Gの大胸筋は筋肉疲労でプルプル震えていた。


ま、そんぐらい行動回数強化型の基礎の基礎なんだから出来てト―ゼンなんですがね♪


テンは60Gに心のこもってない軽い拍手を送る。


て、あんたかよ?
ヤクザのあんたがなんでアドバイスをくれたんだ?

いや~、ホントは見捨てたいですよ~。
他人が死んでもどーでもいいし~。


(。-∀-)ゞポリポリ


じゃーなんで?

だって、あの車大好きジジイがおこしたテロで人が死んだら


俺みたいな車大好きマンは超肩身が狭くなるからね!

車大好きマンが「鉄道オタクの残党」みたいに「害悪オタク認定」されたらたまらんですよ。


あー、そーいう。


てか「鉄道オタクの残党」をナチュラルに噛みつくのやめてくんない?


とにかく車大好きマンはかっこいい大人でいたいんですよね。


だからさ・・・


ん?
協力してやんよ!
筋肉ボウス!


行動回数!







テンの全身がデンマのように揺れ!
テンの全身からソニックブームがあふれ出る!


おおい!
こいつも行動回数強化型かよ!


行動回数強化型ってすっごい少ないんじゃなかったのぉ?


行動回数強化型なんてガンダムのドムぐらいいますよね?


とにかく、人命救助しますよ!


だな。


60Gとテンはソニックブームで砂を吹き飛ばしながら、凄まじい行動回数で砂にのまれた一般人を探索する。





被害を受けた人間どこじゃー!

どこじゃー!


凶悪な行動回数!
常人の目には吹き荒れる台風にしか見えない!


が、それでも圧倒的に行動回数がたりない!


おおい!
砂にのまれた一般人が見つからないじょ~!

情報が少なすぎるんだよなぁ。


戸惑う2人。

そして、そのタイミングで犯人のリストラ太郎が動きだす!


「リストラ太郎」



第一波終わった頃か


ならば第二波を噴出!

トヨダ博物館にいたリストラ太郎がポケットの中にあるスイッチを押そうとする。


おおーい!?

ちょー!
腕の二本ぐらいぶった切ったほうがよかったの!

あんたら甘いんだよ!


(▼皿▼)ノ凸 ポチリン!



スイッチは押され・・・

犬投げ山の頂上で、砂が!

砂が大噴出される!





それは決壊したダムが如く!

全てを飲み込む悪夢の砂津波!


おおおおおい!
砂出杉やぞぉぉ!


こんなん砂の圧力だけで胴体千切れるわー!


これは俺たちも助からん。

ザバアアアアアアアアアアア!


ビビるだけの60Gとテン。


くっそぉぉぉ!
砂だけで!砂だけで!


砂だけでー!

/(≧△≦)\ヤンヤン


あ、負け負け。
来るんじゃなかったわ。

かくなる上は私が山ごと溶かして隠ぺいするの!

やめてぇぇぇ!
俺のキャリアが終わっちゃうー!


誰もがあきらめたその時!


・・・・


・・


真打登場する!


キラッ┗(-_☆)┓=з

ε=┏(☆∀-)┛キラッ




へ!?

誰だよお前!?





トヨダ本社から犬投げ山にワープ!


┗(>△<)┛フォワーン


┗(>△<)┛フォワーン

┗(>△<)┛フォワーン


一人だけではない!

山の麓(ふもと)で

何万もの背広を着た男達が次々とワープして現れたのだ!





だ~~れ~~?
一般人のお方ですか~~?

トヨダ燃料の社歌斉唱!


さん、はい!


そびえる機器(きき)に 知恵吹きわたり
心みなぎる 若者トヨタ♪


世界にとどろく 特許と夢と♪
優れた技術で 伝説をきずく♪



れれ!?
なんかスマホから歌が聞こえるの?


犬投山で何があったのかな?


これはトヨダ燃料の社歌だよな?


つまりトヨダの社員がかけつけた、、、のか?


どええええ?
今さら民間人の支援???


魔人ブウとの戦いで民間人が駆けつけるぐらい頼りないのぉ!


おれらの おれらの♪

おれらのトヨダ~♪


そう彼らは非戦闘員!

トヨダの社員!

背広を着たトヨダ正社員と、強制的に招集された下請け企業の社員1万人が現れたのである!


下請け軍団ー!
砂袋からマイナス密度の鉄をばらまけー!


理系オタ太郎が陣頭指揮をとり、下請け社員が鉄の粉をばらまく!


「理系オタ太郎」



おおお!
(/▼皿▼)/・:*;’・:*’

おおお!
(/▼皿▼)/・:*;’・:*’


そして鉄の粉は送風機で拡散!

その適格な作業は「工場にあるロボットアーム」を彷彿(ほうふつ)させた。





いい?
私が支持する場所にマイナス密度の鉄をバラまきなさい!


バラまきはちゃんとした場所にバラ巻かないと効果ないからね!


いつのまにかトヨダ社員の中にまぎれていたセールちゃんが何やら指示をしている。


ブゥーン!
ブゥーン!


その指示に従いドローンが動き

ドローンもまたマイナス密度で出来た鉄の粉をバラまく!


おおーい!
なんか鉄の粉をバラまいてるけど、それでどうなるんだよ?


このままだと、砂の大津波にみんな飲み込まれるだけだぜ!


そうだよ!
早く逃げて下さいよ!

ふっ。


マイナス密度の鉄は現実世界の計算を狂わせるんですよね。


例えばマイナス密度の鉄によって距離の計算がバグりワープが実現した。


マイナス密度の鉄を取り入れた人間は数字がバグりとんでもない力を手に入れた。


そしてこれもまたマイナス密度の鉄がおこすバグが1つ!


ベクトルの変換!


ようするに前に進むモノが後ろに進みます!


ざああああああ!
ざああああああ!


砂は確かに下に向かって流れていた。
凄まじい量の砂津波!





だが、その砂津波が「マイナス密度の鉄の粉」にふれた瞬間!


ざ、さーーー!
ざ、さーーー!









下に向かっていた筈(はず)の砂は

頂上に向かって駆け登り!
展望台の中に入っていったのだ!



なんだぁ???


砂が山を登って、消えよったぞ!?


どええええ!
めっちゃ状況が分かりにくいぃぃ!


つまりマイナス密度の鉄の力で

砂が元の場所に戻ったって事でいいのかな?


うう・・・
_('、3」 ∠ )_

た、たしゅかった、、、のか?
_('、3」 ∠ )_


砂にのまれた一般人は間一髪 助かり

死傷者はいないようだ。


おい。
もしかしてトラブルは解決されてしまわれたのか?

俺たちの存在価値ってなーになーに?

すぐに山を登ってケガ人を治療するわよ!


この件で死傷者を出したらトヨダ燃料が大ダメージ受けて、日本経済がやばくなるからね!


了解です!
国境警備隊の知らないネーさん!

ネーさんうちの社長になりませんか?


そんな感じで、セールちゃんが山を登って陣頭指揮をしていたが










セールちゃんは落ち葉に足をすべらせ!

段ボールのソリみたいに5mほどシュバ―っと下に滑り落ち


ズガッ!


岩に背中を打ちつけて大出血した!





ふがーは!


セールちゃんだけ大ピンチである。

凹○ピクピク


おおい!
国境警備隊の姉さんだけ大ケガを負ったぞ!

あっれ~。
しっかりしてる風味のダイナミックドジっ子さんかな~?


助けに来た救援隊の人だけケガするとけっこうかっこ悪い。


やっぱ私は肉体労働に向かないわ・・・


⊂⌒~⊃。Д。)⊃チーン

そんな感じでセールちゃんは病院に送られた。


・・・・


・・


「トヨダ博物館」



そして場面は変わって

トヨダ博物館


ちょー!
いまどうなってるのかな!

おおい!トヨダ社員のメガネ君!
スマホに出てくれ!


頼む!
頼む!


トゥルルルル♪
トゥルルルル♪


ポチッ♪


はい、トヨダ燃料の正社員・・・理系オタ太郎でーす♪


┏○))ペコペコ


国境警備隊だ!
状況を簡潔に教えてくれ!

砂の件ならご安心を♪


我々が全て対処しました♪
幸い死者は出ていませんよ~♪

┏○))ペコペコ


あ、マジですか?


解決したならいいんです・・・
ご協力感謝します・・・


安心した隊長が脱力する。


はぁぁぁ?

って!
おおい!


私達ってトラブルを解決するヒーローポジションだよね?

私達が役立たずで、民間人が自力解決ってどーなのかなー?!


ま、そーゆー事もあるだろーぜー。


科学の発展は個の力を増幅する。

だったら民間人が科学の力で問題を解決しちまう時もあるだろーさ。


ぬぅ、ヒーローいらないね。

だな。

なな、な・・・


つまりトヨダ社員だけで問題を解決したと言うのか?


そゆこと♪
今回は楽だったぜ♪


隊長は苦笑いしながらリストラ太郎の頭をなぜなぜした。


馬鹿な! 馬鹿な!

馬鹿な!


馬鹿なぁぁぁ!

/(0Д0lll)\アアアアア!


リストラ太郎が頭を抱えて絶望した。


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