新和版D&Dのアーテイファクトを使う人は少ない理由 | |
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2019年10月20日 新和版D&Dのアーテイファクトって使う人がけっこう少ないんだよねぇ。なぜかなぁ~? (こっちがAパートだよー) |
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この国は大戦争女王の「ド卑怯作戦」に国ごとハメられた。 |
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ほーん。 それはともかく、なんかクレ。 |
ここはサガ公国の首都。 パーティは麦畑が見える道にいた。 「現在位置」 そこでメス達はレブラックというイケメンボーイと遭遇する。 「新NPCのレブラック」 ![]() 「パーティのステータス」 |
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そーそー、イモータルの関係者ならアーティファクトプリーズ。 |
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へー、アーティファクト… D&Dにもアーティファクトがあるんだね~。 |
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まー、今はアーティファクトなんて言葉は珍しくもなんともねーがな。 |
新和版D&Dが出た当時はアーティファクトって言葉そのものが日本ではあんまり知られてなかったんだよなぁ。 |
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知られてなかったし |
新和版D&Dのアーティファクトを使ってるユーザーもけっこう少ないと思う。 (同じマスタールールにのってるウェポンマスタリーはみんなむっちゃ使ってるのに・・・) |
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れれ? なんでアーティファクトを使わない人が多かったのかな? |
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単純に分かりにくい部分もあったが・・・ |
何より・・・ |
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イモータルルールを把握してないと、アーティファクトのルールを理解するのがメンドかった。 |
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へ? どーゆうことかな? |
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順をおって説明すると。 |
アーティファクトはイモータルがつくる。 で、イモータルの使い方はイモータルルールを見ないと分からない。 |
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で、イモータルルールは日本語に翻訳されてねーのよ。 |
「翻訳されてないイモータルルール」 |
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だからイモータルルールを知らない大多数の日本人はアーティファクトのルールを把握するのがしんどかった。 |
(頑張れば翻訳されてるルールだけでアーティファクトのルールを把握できるけど凄く分かりにくい。 まずPPってなに?・・・となる。) |
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ようするに? |
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こらぁぁ! 株式会社新和ぁぁぁ! |
てめーがイモータルルールを翻訳しねーから、アーティファクトのルールを把握できない可愛そうな日本のユーザーがいっぱい生まれたんじゃボケー! 翻訳されたマスタールールにアーティファクトのルールがのってても、翻訳されてないイモータルルールが分からないと分かりにくいじゃー! |
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絶許! |
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絶許! |
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絶許! |
ジェットストリーム絶許! |
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おおう。 なんか物語と関係ない部分で葬式ムードになってるの。 |
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(なんだろう太古のTRPGユーザーから発生する怨念を感じる) |
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とは言え、これはもうどうしようもない話。 今さら悔やんでも過去の地獄。 |
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そっすね。 話に戻しますわ。 |
動揺するパーティを見ながら、新NPCのレブラックが話を戻す。 |
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何やら絶望してるようだな。 そんなキミらにプレゼントがある。 |
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うっせー! まだだ! |
株式会社新和はあやまれー! アーティファクトがつくれなかった私の青春をかえせー! |
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(まだやるの!?) |
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まだ過去の怨念にしばられた古いゴーストがいる! |
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アーティファクトのルールを私がなんとなくスルーした理由がよーく分かったわ! |
死ぬまで恨んでやる! ギリギリギリ!(←首をしめる音) |
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ギリギリギリ!(←首をしめられる音) |
シネ=シネのプレイヤーは、60Gの首を締め上げる! これこそ最低の禁じ手! マスターにダイレクトアタックである! |
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マスターに直接攻撃してるの! これも古き悪しき伝統戦術の1つかな? |
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ちょっやめろよ~! |
俺もマスター歴は長いが、プレイヤーに首しめられたのは2度しかねーわ! |
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(しめられた経験が過去にあったんだ) |
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どうどう、これ以上はいけない。 ガラスのようにもろいマスターのハートを傷つけてしまう。 |
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私のアーティファクトかえせー! 返してくれー! |
。゜:(つд⊂):゜。ウォーン シネ=シネのプレイヤーが号泣し泣き崩れる。 |
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首を絞めて、号泣・・・ |
もうこれ出禁停止レベルの迷惑プレイヤーだよね? 誰が黒ファントムちゃんなんか呼んだのかな? 「黒ファントムちゃんはシネ=シネのプレイヤーだよ」 ![]() |
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あ~。 |
待ってくれアーティファクトを1つやるから怒りをおさめてくれ。 |
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シネ=シネに首をしめられたレブラックはドン引きしながら解答した。 |
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あ! 話をうまくスリ変えた! |
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なになに? アーティファクトをくれるのー? |
わーい♪ わーい♪ 暴力ふるってゴメンねー♪ ファントムちゃんは、首しめをやめ笑顔で謝罪する。 |
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やったーアーティファクトちょーだいなのー♪ |
場の空気はなごみ メスと黒ファントムちゃんはテーブルの上にのって小躍りをする。 ((└(^^*)┐┌(*^^)┘)) 現金なプレイヤーである。 |
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こっわ! このメンツほんと怖っ! |
こんな躁鬱(そううつ)の激しい連中のマスターは嫌やわ! |
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プレイヤーの脅しに屈してアイテムを渡すのはいかがなものかと…
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いえ、もともとアーティファクトを1つ渡すつもりだったんで大丈夫です。 |
今回はアーティファクトの運用がメインの話にする予定ですし… |
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え? そうだっけ? (ちっ!) |
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とりあえずレブラックが最大で150PP提供するから、アーティファクトのルールを見て、オリジナルのアーティファクトをつくってくれ。 |
※PPとはパワーポイントのこと、イモータルはPPを消費して色んなことができるの。 |
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はいはーい! 私がつくりたいのー! |
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んー、こいつかぁ。 不穏な感じしかしないが… |
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まぁメスが主役みたいなもんだし、アーティファクトはメスに任せれば良いと思う。 |
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うんうん♪ 主役の私にお任せなの♪ |
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(んーメスばっか活躍する状況は良くないと思うけどなぁ) |
(Tさんはその辺 大らかスギなんじゃねーか?) 60Gがマスタールールを渡し、メスがアーティファクトを作成する。 |
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私はアーティファクトをつくってるから、その間は私のキャラをシネ=シネちゃんが動かして欲しいの。 |
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おう。 任せられたわ。 |
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あとシネ=シネは大ダメージが残ってる。 HPを回復させたほうがいい。 |
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あーそういえば、ダメージを受けたままだったな。 カキリン悪いが回復魔法をかけてくれ。 |
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こくこく(うなづく) |
カキリンはダイスを振り、18という数字をノートの切れ端に書いた。 |
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これは…18点回復してくれたのか? (たぶん回復魔法を2回使ったんだよな?) |
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こくこく(うなづく) |
シネ=シネは18点回復した。 |
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(ん~一言も話さないで回復してもらった) |
つか、カキリンは大丈夫か? プレイがはじまってから悲鳴しか言ってないような・・・ |
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(こういう優しそうで話さない奴って、初日だけ参加して2度とこなくなるケースが多いんだよなぁ) |
シネ=シネはカキリンの扱いに困る。 |
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(回復魔法で活躍しちゃった~♪) |
カキリンは喜んでいた。 |
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ふむ。 これで突然のエンカウントも大丈夫。 |
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(あ~エンカウントかぁ~。試しにダイスコロコロ……) |
(あ、ホント見張りに見つかったわ) |
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(誰かがいる!) |
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(こんな時にか!急いで排除だ!) |
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ズシン!ズシン! ズシン!ズシン! |
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各々のPCが好き勝手に動く中・・・ |
ズシンズシンという轟音(ごうおん)と馬が走る音が聞こえてくる。 どうやら何者かが急接近してるようだ。 |
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うん。首都なんだから怪しい奴が出くわしたら誰かが駆けつける。 |
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ま~た、ザコ敵か? 普通に見るわ。 |
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駆けつけたのは、3人の「鎧を着た騎兵」と「馬」が3頭。さらに1体の「ゴーレム」だった。 |
そしてゴーレムは・・・ 人間の焼き肉で出来ている! 周囲からホルモン焼き肉と同じ匂いが漂いまくる! 「現在位置」 |
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ゴーレム! |
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ひっ! |
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ほう。 焼いたフレッシュゴーレムは初めて見る。 |
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ジューシー。 どう料理してやろうか。 |
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カキカキ・・・カキカキ・・・ (↑アーティファクトの設定を書きまくってる) |
メス達の戦いは続く! Bパートに続くよ! |
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