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無限暴力のシックスティ 11話

  ウォープステートと国家間格差の是正
f:id:mesgamer:20210730182750g:plain 2021年7月30日
※こっちがBパートだよ。
Aパートの続きなの。
・・・・・・。

ツー。
   
 
   
弱男・・・部屋に戻るなよ。


戦いをやめて逃げてくれ。


イジメ問題は
正しいとか間違ってるとか・・・
勝ちとか負けとか・・・

そういうのは重要じゃねぇ。

ただ生き残って未来で幸せをつかんでくれ。


・・・・・・。


シックスティの祈りは届かない。


弱男は逝ったか・・・
(*´-ω・)


「戦争攻略サイトの一般兵」



けっきょく弱男の人生は、凶悪なイジメにブチ当たった瞬間に詰んでたんだろーなー。


イジメってのは色んな人間を無茶苦茶にする。

だからやっちゃイケねーんだろうが…

しょせんこの世は殴り合い。
どーせいちゅーねん?



鞘走り(さやばしり)は考察する。


・・・・・・

・・・・

・・




弱男はどうすべきだったのか?




・・・・・・

・・・・

・・


答えは・・・なんだろう?


・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。


三日後。

とある人気のない駐車場。


「現在位置」
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そこでセールちゃんと鞘走り(さやばしり)とメスとシックスティがいた。

鞘走り(さやばしり)はセールちゃんの両腕を後ろに回し、両手首をつかんでいる。


「セールちゃん」



ああ・・・
セールちゃん今回は何の役にも立たなかったなー。

あんたもね。

そんじゃ、ま、セールちゃんをお返しするぜ♪


鞘走り(さやばしり)がセールちゃんの背中を押してシックスティに押し渡す。


え?


とと・・・

セールちゃんはヨロヨロと3m前進し


おっと。


シックスティがセールちゃんを優しく受け止めた。


案外、素直に返してくれるわねぇ。
取引するかと思ったわ。

ま、今後のためにシックスティとは良好な関係を築きたいんでね。

俺と良好な関係?


フサフサ。

シックスティがフサフサの髪をなびかせながら質問した。


(あーシックスティちゃんの髪って近くで見るとスッゴいフサフサだね)

(こいつ・・・)


(ハゲの俺にフサフサを見せつけてるのか?・・・イヤさすがに考えすぎか)


ん?どうした?
なんで黙るんだよ?

あ、ああ。
格差社会に目まいがしただけだ。
気にするな。


とりあえず本題を言うとだ・・・

シックスティ、おまえの古巣に興味がある。


なっ!?
なっ!?


あんたシックスティの古巣を知ってるの?


まーな。


シックスティは超巨大テロ組織ウォープステートの幹部だったんだよな?


いやーん!
ホントに分かってらっしゃる!

てか、あんたウォープステートをどこまで知ってるのよ?

一般常識レベルでしか知らねーよ。


たしか世界中に大量のワープをつくり国と国をつなげ、壁のない世界統一国家を作ろうとしてる連中だろ。

(無理スジの理想を追う、典型的なインテリともいう)


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で、もって
国家間格差のない世界を目指してるんだよねー♪


超絶意味不明さんなのー♪


あー。
ほんとに一般常識レベルでしか知らないわけね。

実体は派閥だらけで


クッソ、ややこしい集団だがな。


で、俺たち戦争攻略サイトはウォープステートに戦いを挑もうと考えているわけよ♪

はぁ。
ウォープステートに戦いを挑むって馬鹿かよ。


あんたら程度なら3分で皆殺しにされるだけだろうに。


ひゅー凄いねぇ♪
o(^O^*=*^O^)oワクワク
それでこそ挑みがいがあるの~♪


メスがテンションが高い子犬のように喜ぶ。


なんかてめーら、ゲーム感覚で戦争してねーか?
そのうち破滅するぞ。

破滅・・・ねぇ・・・


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・・・・


・・


ん? なによ?
この変な沈黙は?

あ、いや、悪い。
被害妄想がふくらんだだけだ。


話を戻そう。

そんなわけで俺達は元ウォープステートの幹部であるシックスティを監視してたわけよ。


そいつは無駄な努力だったな。
俺はウォープステートと完全に手を切って100%カタギだぜ。

うん。
監視した感じだとそんな感じだよな。

それでさぁ。
お願いがあるのぉ。


もし昔の仲間がシックスティちゃんに接触してきたら、私達にしらせてほしいんだよねぇ。


ああん?
俺に昔の仲間を売れと?

そだよー。
駄目かなー?

シックスティ。
あいつらは・・・

ああ・・・


あいつらなんてどーなってもいいよ。


・・・・


・・


分かった。
この件は考えとく。


シックスティは鞘走り(さやばしり)と約束をした。


「鞘走り(さやばしり)」



お、検討してくれるのか。
(p゚∀゚q)グッ!

シックスティ・・・

やったぁ。
話が分かる人で嬉しいのぉ。
ヽ(*゚∀゚)人(゚∀゚*)ノ


メスがシックスティの手を握ってブンブン上下する。

ブンブンするたびにシックスティの毛髪がフサフサとゆれる。


フサフサ・・・
フサフサ・・・

ツルーン。

フサフサ・・・
フサフサ・・・

ツルーン。




・・・・・・・。


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はん。
なれ合うつもりはねーよ。


シックスティはメスの手を力尽くで振り払って、背を向けた。


えー、いっそうちに入っちゃいなよー♪
歓迎するよー♪

戦争趣味者どもの仲間なんてヤダよ。
お前ら血生臭すぎ。

えー、シックスティちゃんのほうが血生臭いと思うよ~♪


メスのなれなれしさがエキサイティングし
突然シックスティのポケットから財布を取り出し、財布の中を確認する。

友人の財布の中身を確認する「なれなれしいモンスター」がそこにいた。


だとしても今の私達はカタギよ。


近寄るな。
そんなメスをセールちゃんが肩をドンと押して遠ざけた。


そうですか。
つれないねぇ・・・シュンシュン。

あんたらとは要件だけの関係でいい。


で、今さっき要件が済んだから

俺達は帰るからな。


ああ、ウォープステートの件はヨロシク頼むぜ。

了解。
じゃー私達は帰るからね。


セールちゃんが一瞥(いちべつ)すらせずに場を離れた。


家に帰ったら、爺さんの葬式もしねーとなぁ。

うん。


シックスティとセールちゃんの2人はそのまま徒歩で帰宅する。

ワープ実装世界でも歩いて帰りたい時はある。


ばいばいなのー♪
(=^∇^)ノ彡ぶんぶん

ああ、行ったか。
なんか話が頭に入らなかったなぁ。


・・・・


・・


つかさー。
すっげー話が変わるけどさ・・・

シックスティのスッゴいフサフサを間近で見てたらさ

フサフサにたいしてバイオテロをおこしたくなったけどさー

どうしよう?



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ふぁっ!
話が変わりすぎなの!

コロナウィルスのハゲる成分だけを抽出した。ハゲウィルスをもってるんだけどさー。


ワープ使ってバラまいていい?


鞘走り(さやばしり)ちゃん・・・
最低すぎて絶句だよ・・・


1つの戦いが終わり、新たな戦いがはじまろうとしていた。


「次回、毛髪戦記・・・そして終了」
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