ウォープステートと国家間格差の是正 | |
2021年7月30日 ※こっちがBパートだよ。 Aパートの続きなの。 |
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ツー。 |
弱男・・・部屋に戻るなよ。 | |
戦いをやめて逃げてくれ。 イジメ問題は 正しいとか間違ってるとか・・・ 勝ちとか負けとか・・・ そういうのは重要じゃねぇ。 ただ生き残って未来で幸せをつかんでくれ。 |
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シックスティの祈りは届かない。 |
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弱男は逝ったか・・・ (*´-ω・) |
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「戦争攻略サイトの一般兵」 |
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けっきょく弱男の人生は、凶悪なイジメにブチ当たった瞬間に詰んでたんだろーなー。 | |
イジメってのは色んな人間を無茶苦茶にする。 だからやっちゃイケねーんだろうが… しょせんこの世は殴り合い。 どーせいちゅーねん? 鞘走り(さやばしり)は考察する。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ 弱男はどうすべきだったのか? ・・・・・・ ・・・・ ・・ 答えは・・・なんだろう? |
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三日後。 とある人気のない駐車場。 「現在位置」 そこでセールちゃんと鞘走り(さやばしり)とメスとシックスティがいた。 鞘走り(さやばしり)はセールちゃんの両腕を後ろに回し、両手首をつかんでいる。 「セールちゃん」 |
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ああ・・・ セールちゃん今回は何の役にも立たなかったなー。 |
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あんたもね。 |
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そんじゃ、ま、セールちゃんをお返しするぜ♪ | |
鞘走り(さやばしり)がセールちゃんの背中を押してシックスティに押し渡す。 |
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え? | |
とと・・・ セールちゃんはヨロヨロと3m前進し |
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おっと。 | |
シックスティがセールちゃんを優しく受け止めた。 |
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案外、素直に返してくれるわねぇ。 取引するかと思ったわ。 |
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ま、今後のためにシックスティとは良好な関係を築きたいんでね。 |
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俺と良好な関係? | |
フサフサ。 シックスティがフサフサの髪をなびかせながら質問した。 |
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(あーシックスティちゃんの髪って近くで見るとスッゴいフサフサだね) |
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(こいつ・・・) | |
(ハゲの俺にフサフサを見せつけてるのか?・・・イヤさすがに考えすぎか) |
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ん?どうした? なんで黙るんだよ? |
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あ、ああ。 格差社会に目まいがしただけだ。 気にするな。 |
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とりあえず本題を言うとだ・・・ シックスティ、おまえの古巣に興味がある。 |
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なっ!? | |
なっ!? | |
あんたシックスティの古巣を知ってるの? |
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まーな。 | |
シックスティは超巨大テロ組織ウォープステートの幹部だったんだよな? |
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いやーん! ホントに分かってらっしゃる! |
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てか、あんたウォープステートをどこまで知ってるのよ? |
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一般常識レベルでしか知らねーよ。 | |
たしか世界中に大量のワープをつくり国と国をつなげ、壁のない世界統一国家を作ろうとしてる連中だろ。 (無理スジの理想を追う、典型的なインテリともいう) |
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で、もって 国家間格差のない世界を目指してるんだよねー♪ |
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超絶意味不明さんなのー♪ |
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あー。 ほんとに一般常識レベルでしか知らないわけね。 |
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実体は派閥だらけで | |
クッソ、ややこしい集団だがな。 |
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で、俺たち戦争攻略サイトはウォープステートに戦いを挑もうと考えているわけよ♪ |
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はぁ。 ウォープステートに戦いを挑むって馬鹿かよ。 |
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あんたら程度なら3分で皆殺しにされるだけだろうに。 |
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ひゅー凄いねぇ♪ o(^O^*=*^O^)oワクワク それでこそ挑みがいがあるの~♪ |
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メスがテンションが高い子犬のように喜ぶ。 |
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なんかてめーら、ゲーム感覚で戦争してねーか? そのうち破滅するぞ。 |
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破滅・・・ねぇ・・・ | |
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ん? なによ? この変な沈黙は? |
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あ、いや、悪い。 被害妄想がふくらんだだけだ。 |
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話を戻そう。 そんなわけで俺達は元ウォープステートの幹部であるシックスティを監視してたわけよ。 |
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そいつは無駄な努力だったな。 俺はウォープステートと完全に手を切って100%カタギだぜ。 |
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うん。 監視した感じだとそんな感じだよな。 |
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それでさぁ。 お願いがあるのぉ。 |
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もし昔の仲間がシックスティちゃんに接触してきたら、私達にしらせてほしいんだよねぇ。 |
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ああん? 俺に昔の仲間を売れと? |
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そだよー。 駄目かなー? |
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シックスティ。 あいつらは・・・ |
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ああ・・・ | |
あいつらなんてどーなってもいいよ。 ・・・・ ・・ 分かった。 この件は考えとく。 シックスティは鞘走り(さやばしり)と約束をした。 「鞘走り(さやばしり)」 |
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お、検討してくれるのか。 (p゚∀゚q)グッ! |
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シックスティ・・・ |
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やったぁ。 話が分かる人で嬉しいのぉ。 ヽ(*゚∀゚)人(゚∀゚*)ノ |
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メスがシックスティの手を握ってブンブン上下する。 ブンブンするたびにシックスティの毛髪がフサフサとゆれる。 |
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フサフサ・・・ フサフサ・・・ |
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ツルーン。 |
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フサフサ・・・ フサフサ・・・ |
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ツルーン。 |
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・・・・・・・。 | |
はん。 なれ合うつもりはねーよ。 |
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シックスティはメスの手を力尽くで振り払って、背を向けた。 |
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えー、いっそうちに入っちゃいなよー♪ 歓迎するよー♪ |
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戦争趣味者どもの仲間なんてヤダよ。 お前ら血生臭すぎ。 |
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えー、シックスティちゃんのほうが血生臭いと思うよ~♪ | |
メスのなれなれしさがエキサイティングし 突然シックスティのポケットから財布を取り出し、財布の中を確認する。 友人の財布の中身を確認する「なれなれしいモンスター」がそこにいた。 |
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だとしても今の私達はカタギよ。 | |
近寄るな。 そんなメスをセールちゃんが肩をドンと押して遠ざけた。 |
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そうですか。 つれないねぇ・・・シュンシュン。 |
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あんたらとは要件だけの関係でいい。 | |
で、今さっき要件が済んだから 俺達は帰るからな。 |
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ああ、ウォープステートの件はヨロシク頼むぜ。 |
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了解。 じゃー私達は帰るからね。 |
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セールちゃんが一瞥(いちべつ)すらせずに場を離れた。 |
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家に帰ったら、爺さんの葬式もしねーとなぁ。 |
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うん。 | |
シックスティとセールちゃんの2人はそのまま徒歩で帰宅する。 ワープ実装世界でも歩いて帰りたい時はある。 |
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ばいばいなのー♪ (=^∇^)ノ彡ぶんぶん |
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ああ、行ったか。 なんか話が頭に入らなかったなぁ。 |
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・・・・ ・・ つかさー。 すっげー話が変わるけどさ・・・ シックスティのスッゴいフサフサを間近で見てたらさ フサフサにたいしてバイオテロをおこしたくなったけどさー どうしよう? |
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ふぁっ! 話が変わりすぎなの! |
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コロナウィルスのハゲる成分だけを抽出した。ハゲウィルスをもってるんだけどさー。 | |
ワープ使ってバラまいていい? |
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鞘走り(さやばしり)ちゃん・・・ 最低すぎて絶句だよ・・・ |
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1つの戦いが終わり、新たな戦いがはじまろうとしていた。 「次回、毛髪戦記・・・そして終了」 |
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