4話(Aパート) | |
2020年5月3日 ムマーシカ「私はムマシカのグノーシャ。ムマーシカちゃん」 ※こっちがAパートだよ。 |
なんだ俺に何が起きた? (;゜○゜)? |
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見たことがない謎世界に辿(たど)りついた60Gは困惑した。 |
ここは巨視世界 その世。 「巨視世界・・・その世」 「↓これ60Gです」 60Gは状況が把握できない。 |
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たしか俺は、ロケットに乗って事故にあい・・・ 乗客を助けようとしたんじゃ( ;゚д゚)? |
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なんでこうなった? 「60Gは乗用ロケットの事故にあい、乗客を助けようとした」 |
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(д` 三 ´д) キョロキョロ | |
60Gは周囲と自分を見回す。 まず60Gの体が異様にデカイ。 全長4百kmぐらいはある。 (東京~大阪までの直線距離が4百kmぐらい) あと空も飛んでいる。 体の色もおかしい。 |
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え?コレどういう状況? 意味ワカンネーよ (;ω;)ブワッ |
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・・・・・・。 | |
そんな60Gの頭頂部で、誰かが胡座(あぐら)をかいて座っていた。 「誰か」 それは身長160cmぐらいの少女。 悪魔のような赤い目。 鹿毛色(かげいろ)のロングヘア。 少女は「女性用のメンズスーツ」を着ている。 |
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ヽ(д`ヽ)オロオロ(ノ´д)ノ | |
チュートリアル無しのゲームをはじめた気分や。 どうしていいか分からん。 |
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何だ? 何を止まっている? |
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ロケットの乗客を助けるんじゃないのか? 少女が60Gに話しかける。 |
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え?誰? o(*゚ロ゚*)o |
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てかロケットって爆発したよな? 助けられるのか? |
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なに、今の君なら息を吐くだけで全てが解決する。 |
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ジマ ( ̄□ ̄)? |
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マジだとも。 | |
今の君はアニメで例えるならば最終回に超覚醒してラスボスを一撃でぬっころせる最終形態のようなものだ。 ゆえにナニをやっても大体解決する。 だから、ハヨ息はけハヨ。 |
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了解! (>ロ<)ゝ |
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スーーーーー!(←息を吸って・・・) |
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は ぁ あ ぁ ! |
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全長400kmの60Gが息を吐くと、赤いガス状のブレスが吐き出される。 「赤いガス状のブレス」 赤いガス状のブレスは何百兆という残像で出来ており、吐き出された残像はホコリのように舞いながら 大量の行動を行使した! |
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ぶぁぁぁ・・・ (←赤いガス状のブレス) |
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シュウ・・・ | |
赤いガス状のブレスが「爆発しかけた乗用ロケット」を覆(おお)う。 すると乗用ロケットは火花をまき散らしながら修復される。 「乗用ロケット復活」 いや! 以前よりもはるかにバージョンアップされた状態で生まれ変わる! |
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おお!やった! これで解決だd(∀)グッ |
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これって俺しゅごーいの極地やん。 |
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ふむ、無限行動による手作業で乗用ロケットが修復されたな。 | |
じゃっクッソつまらない人助けイベントは終了させて、次行ってみよー♪ |
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は? クッソつまらない人助けイベント(;゜0゜)? |
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どゆこと(;゜0゜)? ふぁっ(;゜0゜)? 60Gがまた赤いガス状のブレスを吐く。 |
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ぶぁぁぁ・・・ (←赤いガス状のブレス) |
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赤いガス状のブレスは日本中に拡散! 赤いガス状のブレスは即座にオレオレ詐欺師の家に侵入し・・・ |
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オレオレ! オレオレ! |
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オレオレ! オレオレ! |
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!? 赤いガス状のブレスはマフラーのようにオレオレ詐欺師に巻きつき! 首が千切れるまで首をしめた! |
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グギョッ! |
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グギョッ! |
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グギョッ! | |
オレオレ詐欺師の首が落ちる! 日本中に住むオレオレ詐欺師の首が、木から落ちるリンゴのようにボトボトと落ちる! 2000個は落ちる。 |
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は? なんだこれは!? |
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うむ、悪人はチンダ。 | |
私をオレオレ詐欺グループに参加させなかった報いを受けるがいい。 (私もオレオレしたかったのにクソウ) |
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あんた善人じゃないのかよ! なにものなんだよあんた! |
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あとさー。 少子高齢化対策~。 |
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大学のエ□サークルにいる、クソみてーな大学生のキャンタマをつぶそー。 |
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ぶぁぁぁ・・・ (←赤いガス状のブレス) |
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バチン! | |
バチン! | |
バチン! | |
バチン! | |
キャンタマが500個ほど破裂し、日本の少子化がもっと酷くなる。 |
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うむ。 いきの良いキャンタマは早めにつぶして日本の少子高齢化問題を深刻にしてしまった。 |
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てへ(*´ェ`*) |
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「てへ」じゃねーーー! |
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よーし! 次々と行っくどーーー! |
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ぶぁぁぁ・・・ (←赤いガス状のブレス) |
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60Gが吐いた赤いガス状のブレスは、日本中で余計なことをする。 転売屋の臓器が引き抜かれ、転売される。 いじめられっ子に爆弾をしかけ、いじめっ子、教師、クラスメイトもろとも爆破する。 善悪など一切考えない混沌の暴風雨! 少女は60Gを好き勝手に操り、満足するまで無茶苦茶やりまくる。 |
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やめてくれ~~~! |
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分かった、即座にやめる(アッサリ) | |
じゃー解散~。 (かいさーんって返さんに聞こえる時あるよね) |
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なんなんだよ!おまえは! お前のせいで俺は!俺はーーー! |
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なに気に病むことはない。 すべて私が悪い。 |
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君は通りすがりの頭がおかしい子の暇つぶしにつきあわされた、可愛そうな被害者にすぎんのだ。 |
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えい! | |
ムマーシカと名乗る少女が「巨大60Gの頭頂部」をヒールで踏む。 すると巨大化した60Gの全身にヒビが入り、倒壊するビルのように崩れだした。 |
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おまえ何ものだ! |
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私はムマシカのグノーシャ。 | |
ムマーシカちゃん。 「この子の名前はムマーシカ」 馬禍(ばか)をまきちらすグノーシャだ。 言ってしまえば、この一連の騒ぎは全て私が仕組んだ。 とある崇高な目的のためにな。 |
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絶対に許さんぞ! |
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残念ながら60Gは全て忘れる。 | |
んなわけで、バッハハーーイ♪ ムマーシカは崩れる巨大60Gの残骸を足場にしながら徒歩で下に降りた。 |
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待ちやがれぇぇ! | |
巨大60Gがムマーシカをつかもうとするが、体が崩れすぎてつかめない。 |
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この形態は限界だろ。 アキラメロス。 |
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あああああああああああ! | |
全長500kmの巨大60Gはさらに崩れ、スライム状になる。 さらに割れた水風船のように崩れる。? そうして崩れた巨大60Gは霧のように消え・・・ 60Gは身長180cmのいつもの60Gに戻った。 「いつもの60G」 |
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さらば同胞よ。 しかしすぐに再開するだろう。 |
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ムマーシカは闇の中へと消えた。 |
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何てことしやがるんだよぉおぉおぉ! | |
ゴラァアァ! 60Gは吠えながら気絶した。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ 10分後。 森の中。 気づけば60Gは森の中で倒れていた。 「森の中」 |
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!?!? ここは森の中か? |
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全身の筋肉痛が稲妻のようにかけめぐり動けそうにない。 |
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つっ! 何が起きたか思い出せねーじゃねーか! |
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確か俺は乗用ロケットの乗客を救おうとしたんじゃ? なんで森にいるんだよ? 60Gが今までの出来事を思い出そうとするが思い出せない。 そんな中、聞きなれた声が森中に鳴り響く。 |
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60Gーー! 60Gーーー! |
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60Gぃぃぃ! |
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おお! セールちゃんか? |
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おおい!俺はここだぁぁ! 筋肉痛で動けん助けてくれぇー! |
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60Gぃぃぃ! 生きてるのよね! |
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セールちゃんが日大危険タックルのように60Gに激しく抱きつく! |
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げぼば! 死ぬ!この抱きつきタックルは死ぬ! |
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死んじゃ嫌だよぉぉぉ! | |
セールちゃんは泣きながら大好きベアハッグで60Gを絞め殺しにかかる! |
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痛い! 痛い!痛い! |
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つか、最近のセールちゃんはキャラ変わって痛い! 僕のドウテー奪われそうで怖い! |
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なによぉ! ほんと心配したんだからねっ! |
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おおう。 すまんかった。 |
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次にやばい橋を渡る時はモブキャラの命なんて見捨てなさいよね! | |
セールちゃんが60Gの襟首(えりくび)つかんで恫喝した。 |
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セールさん無茶苦茶言いよりますなぁ~。 | |
一つのトラブルが終わり、セールちゃんと60Gは安堵(あんど)する。 2人の心は晴れやかだが、空の天気はそうでもない。 空は次第に曇り、ポツポツと雨がふりそそぐ。 |
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おっと。 雨かよ。 |
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あ~傘がないわねぇ~。 雨宿りするわよ。 |
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セールちゃんは60Gに肩を貸し、2人は立ち上がった。 |
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・・・・・・。 | |
雨は止みそうにない。 「Bパートに続くよー」 |
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