85話 | |
2019年1月19日 セールちゃん「警察さん、なゐの神衣を逮捕して下さい」 |
翌日。 みんなエエ子の寺院葬が、近所の寺で行われた。 ※寺院葬=お寺の葬式 |
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・・・・・・。 | |
みんなやる男は疲れはて、寺院の休憩室で眠っている。 |
・・・・・・。 | |
夢の中・・・ みんなやる男は黒い雲の中を歩いていた。 「黒い雲」 |
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うう・・・ここは、どこだ? (キョドキョド・・・) |
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ここは戦(いくさ)の夢・・・ 怒りの世界・・・ |
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黒い雲がみんなやる男に話かける。 |
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おまえはこれから死んだ娘のため戦い続けるだろう。 | |
我々と1つになり戦うだろう。 |
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1つになり俺が戦う? |
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そうだ。 | |
だが、戦い続けられるだろうか? 廃棄されたゴミは、戦う権利すら奪われるかもしれない。 |
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意味が分からない! そもそもあんたらは何者なんだ? |
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我々は時代の変化に捨てられたゴミ。 | |
日本の歴史における最初期の負け犬。 敗残豪族。 |
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おまえと我々は同士となるだろう。 |
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同志って・・・ | |
みんなやる男は、恐る恐る黒い雲に手を伸ばす。 すると突然、黒い雲の中から手が現れ、みんなやる男の手をガッチリつかんだ! |
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ちょっ! 何かにつかまれた! |
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ちっ! 邪魔が入ったようだな。 |
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お前が孤立するまで待つしかないか・・・ | |
黒い雲はホコリのように霧散(むさん)し、消滅した。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ さん・・・ おさん・・・ |
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みんなやる男さん! | |
起きて下さい! |
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女銃鹿さん!? | |
そうか俺は寝ていたのか? みんなやる男は寺院の休憩室で目を覚ます。 「寺院の休憩室」 |
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なんかうなされてましたよ。 | |
女銃鹿はみんなやる男の手をガッチリ握っている。 |
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すいません女銃鹿さん。 見ず知らずの俺にいろいろ協力してくれて |
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それなのにこんな所で寝ちまって・・・ |
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まぁ、上司からの命令ですし、最後まで協力しますよ~♪ | |
女銃鹿はなゐの神衣の命令で、みんなやる男をサポートしていた。 |
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もちろん私も協力しますよ。 | |
諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)がみんなやる男の肩を優しく叩く。 「諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)」 |
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ありがとう諸悪今源之助さん。 女銃鹿さん。 |
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不幸続きですが、俺は人間に恵まれました。 |
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ふっ・・・ 恵まれてるね・・・ |
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いや~、それはそれでいいんですがね。 | |
ちょっと外がヤバい感じになってまして… 安眠中に起こしちゃいましたよ~。 (腕をつかんで、しっぺをするつもりでした) |
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外がヤバいってどういう事ですか? | |
みんなやる男が窓を開け外を見る。 |
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ザワザワ。 |
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ザワザワ。 |
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ザワザワ。 |
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ザワザワ。 |
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人! 人! 人! 外は凄まじい数の人々が道路いっぱいにひしめきあっていた。 それは祭りの混雑にも匹敵する。 |
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なんだこの大混雑は! エエ子の葬式に来たのか? |
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いえ・・・ |
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マスコミの人達と、右翼団体や左翼団体が来てるようね。 | |
そばにいたみんなやる男の妻が答える。 |
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なんで、そんなモノがうちに来てるんだ? |
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やる男さんが人工地震をおこしたと勘違いしてるようですね。 | |
右翼団体や左翼団体はなんか知りませんが、やる男さんを政敵と勘違いしてるようです。 (政敵って性的と違うセイテキですよ~) |
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はぁぁぁ? なんでそうなる? |
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マスコミやネットの憶測ね。 | |
無茶な憶測でも政治というフィルターが入ると信じちゃう人がいっぱいいるのよ。 |
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酷(ひど)い話ですよ・・・ |
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とにかく追い返します! | |
あまりに非常識すぎる。 みんなやる男走って外に出て、道路に向かう。 |
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俺も行きます。 | |
私も! | |
女銃鹿と諸悪今源之助はみんなやる男の後を追いかけた。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ 「寺の前」 |
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あ! | |
今、みんなやる男が外に出たようです! |
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あんたら、今は娘の葬式中だ! 帰ってくれ! |
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みんなやる男は寺院の門まで移動し、押しかけた人々に抗議する。 |
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やる男さん! |
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やる男さん! |
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人工地震を起こしたのはあなたですか? | |
マスコミ関係者がみんなやる男に詰め寄り、マイクやボイスレコーダーを突き付ける。 4本のマイクがみんなやる男の顔面をゴリゴリえぐる。 |
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あがががが! 違う!違ーう! |
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首相に忖度して地震をおこしたのですか? |
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はぁぁぁ~~? 意味が分からん! |
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記者達の意味不明な質問にみんなやる男は驚愕(きょうがく)した。 |
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そんなことはないだろ! マスコミは決めつけるなよ! |
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みんなやる男は某国のスパイで日本の施設を破壊するために地震をおこしたんだよ! | |
右翼団体がマスコミに反論する。 |
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なにをいい加減な! | |
ちがーう! | |
みんなやる男は首相の失政をごまかすために地震をおこしたんだよ! 左翼団体が右翼団体に反論する。 |
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どっちも真実と違いすぎるだろ! 俺は何もしていない! |
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うわぁ、こういう人達をはじめて見ましたよ~。 | |
見た目はオッサンお爺さんなのに、近くで見るとけっこう怖いんですね~。 (でもグーパンで倒せそう) |
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右翼はいい加減なフェイクをながすな! |
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左翼こそフェイクだろ! |
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右翼団体と左翼団体はみな沸点が低く、口論が発生する。 |
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×○◎□▽$!!! |
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◎□×○▽$!!! |
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お、おい・・・ | |
口論はやがて胸倉のつかみ合いに進化し・・・ あっという間に殴りあいの喧嘩がはじまった! |
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喧嘩するのはっや! (私より沸点が低い!) |
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どらぁぁぁぁ! ドロップキックーーーー! |
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くらぇぇぇ! ドロップキーーーーック! |
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右翼と左翼のドロップキックが激しくぶつかり、殴り合いの喧嘩はどんどんエスカレートする。 |
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寺院の前でなんてことは・・・ |
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今はエエ子の葬式なんだぞ! どうしてこんな無茶苦茶なことをやるんだ! |
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みんなやる男は泣いて抗議するが誰も聞かない。 いっさい聞かない。 |
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×○◎□▽$!!! |
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◎□×○▽$!!! | |
争いはますますエスカレートし、ついには・・・ |
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シュボ! |
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シュボ? | |
ボ!? | |
絶対に許さないからな! | |
争いに参加していた男が火炎瓶に火をつけ…… 投げた! |
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やめろぉおぉ! | |
みんなやる男の静止では火炎瓶は止まらない! 火炎瓶は寺の門に引火し、鯨幕(くじらまく)や花輪を燃やしまくる! 地獄の業火が寺院の門を燃やしまくる! |
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ごぉぉぉぉ! |
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ぼーぼわーーーーーー! |
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あーーーーあーーーー! あああ、あああ・・・ |
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お、おい! | |
火事はローアングルのほうが見栄えして視聴率取れるぞ! テレビ映えを考えろ! テレビバエを! |
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こうっすか? こうすっか? |
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マスコミは消化作業に協力しないでカメラだけを回し続ける。 |
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この火事はお前が悪いんじゃーい! |
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なにをー! お前が悪いんじゃーい! |
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そして、右翼団体と左翼団体は責任の押しつけあいをはじめていた。 |
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無茶苦茶だ・・・ |
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なんでエエ子の葬式に・・・・ | |
燃える神社の門。 猛狂う(たけくるう)憎しみの炎! |
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なんてことしてくれるんだよぉぉ! | |
みんなやる男は、火花が上がる天を見ながら号泣した。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・ 30分後。 火はかけつけた消防車によって消され・・・ かけつけた警察官によって暴動は鎮圧される。 |
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近くに水道がなかったらホントやばかったですよ・・・ | |
女銃鹿達は鎮火作業で疲れ果てていた。 |
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あんたらは礼拝所不敬罪で逮捕だからね。 |
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ちっ! すいませーん(`ε´)! |
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ちっ! すいませーん(`ε´)! |
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右翼団体と左翼団体は礼拝所不敬罪で逮捕された。 そして・・・ |
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・・・・・・。 |
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みんなやる男だな。 | |
警察はみんなやる男にも声をかける。 |
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警察さん・・・ おれはもう悲しすぎて・・・ |
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どうしたらいいのか・・・ みんなやる男は座り込んでむせび泣いていた。 |
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この状況で気の毒だが・・・ | |
人工地震の容疑が固まったのですぐに署に出頭して下さい。 |
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ガーン! 酷い不幸連鎖です! |
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証拠はないって言ったじゃないか! |
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話は署で聞きます! さあ! |
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警察がみんなやる男の手をつかみ、強引に立ち上がらせる。 パトカーに引きずり込む。 |
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そ、そんな・・・ | |
あわわ。 警察には手が出せません。 |
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なんだこの状況は! 無茶苦茶じゃないか! |
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俺は大事なエエ子の葬式をしてたんだぞ! それさえ、この国は許さないのか! |
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そうだ! 国ごと憎んでしまえ! |
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できれば地球ごと恨め! |
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話は署で伺(うかが)います。 |
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ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! |
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これで我々と1つになれる。 | |
・・・・・・ ・・・・ ・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・ |
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待 て ! |
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話を聞け。 その刹那 なゐの神衣が現れ 警察の肩をつかんで、警察を制止した! |
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え? 救いの神? |
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誰だあんた? |
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いや、この顔は知っているぞ! | |
政治家のなゐの議員か? |
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そうだ。 | |
なゐの議員? | |
政治家先生がいったい全体どーいうつもりだ? 我々があんたらの指示に従うわけがないだろうに・・・ |
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一市民からの情報提供だ。 | |
詳しくは、後ろの少女に聞いてくれ。 なゐの神衣が後ろを指さす。 |
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あん? 情報提供? |
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・・・・・・。 | |
・・・・・・。 | |
なゐの神衣の背後にはセール=ウリウリという名の少女と、犬のグノーシャが立っていた。 セールちゃんは生まれたての子鹿のように震えている。 「セール=ウリウリ」 |
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働きすぎて死ぬ・・・ ガクガク、ブルブル・・・ |
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この少女が話? |
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そうだ。 | |
セールGO! |
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け・・・ | |
け? |
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警察さん・・・ | |
なゐの神衣を逮捕して下さい。 m9(゚皿゚メ) セールちゃんは震える指でなゐの神衣を指さし、告発した。 |
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(゚Д゚)は? | |
(゚Д゚)は? | |
む? |
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わたくしこの男に8万時間も労働させられました。 | |
こんなん普通の人間だったら粉になって死んでるわ。 こんなん60Gのセクハラの千倍キレるわ。 |
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まて、セール君。 事件の話をしよう。 |
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つか、事件の調査をどんだけやらせるんじゃーボケーボケー! | |
8万時間分の労働よ! 8万時間! 生涯労働時間と言われる10万時間にうっかり届く所だったわ! |
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冷静になれセール。 1億円の報酬を渡すから段取りどおり話を進めてくれ。 |
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1億円なら時給1250円じゃん! むっちゃフツーじゃん! |
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よっしゃ労基いこ! 労基に! セールちゃんがキレッキレにキレまくる! |
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(うへーどうなるんですかコレ?) | |
そこで光速の謝罪! |
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分かった1億5000万だ。 そして正式に謝罪しよう。 |
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なゐの神衣は頭を下げて謝罪した。 迫力のある攻撃的な謝罪。 許さなければ殺されそうな政治的圧力。 あまりの迫力にセールちゃんも攻めにくい。 |
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あーもー頭を下げるコストなんてゼロ円なのに・・・ | |
セールちゃんが拳(こぶし)を握りワナワナと震える。 |
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セールちゃん話を脱線させすぎです。 |
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あんたら警察の妨害をしているのか? |
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っさい! 元はと言えば人間の能力不足が原因じゃない! |
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まぁ、いいわ! ブラック労働の件は1億5000万でエエわよ! とりあえず、段取り通り進めるからねクソダディ! |
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頼む。 | |
何をするつもりですか? |
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即移動よ! | |
霊安室に全員移動! セールちゃんが寺をズビッと指さす。 |
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君ねぇ、さっきから態度がデカクないか? (まだ高校生ぐらいだろ?) |
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まぁまて。 情報提供が気になる。 |
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上と確認してから彼女の話を聞こう。 |
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さっさとしなさい。 公務員。 |
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セールちゃんは寺の霊安室に移動した。 |
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(なんだ、まだ元気じゃないか・・・) | |
(もしかして芝居で賃金を釣りあげたのか?) なゐの神衣は元気そうなセールちゃんの背中を見て微笑んだ。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ 「霊安室」 5分後。 霊安室。 みんなエエ子の棺桶の前に9人の人物が集結した。 |
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・・・・・・・。 | |
・・・・・・・。 | |
集まった人物は・・・ なゐの神衣、セールちゃん、みんなやる男、諸悪今源之助、女銃鹿、やる男の妻、刑事が3人。 ・・・そしてグノーシャの犬が一匹 |
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(U^ω^)わんわんおー! |
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お、おい。 犬を霊安室の中にいれないでくれ。 |
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まぁ、ちょっとの間だから我慢してよね。 |
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って、犬を使うんですか? |
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∪o・ェ・o∪きゅ~ん♪ | |
セールちゃんは犬に小声で指令をだす。 |
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取りあえずサクッと死体の修復をしてよね。 | |
殺された直後ぐらいがいいわ。 |
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了解 U^皿^U | |
∞再生! |
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しゅ~~~~~~! (蒸気とともに修復・・・) |
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犬グノーシャが∞再生とつぶやくと棺桶の中の死体が一瞬で修復される。 「みんなエエ子の死体が修復」 |
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丁度いい所まで修復したわん。 U ̄ー ̄U ニヤリ |
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ごくろーさま。 あんたは出てっていいわよ。 |
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りょUo・ェ・oUノ | |
犬はゆっくりと立ち上がり、その場を離れた。 |
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あの犬は何かをしたのか? (さっぱり分からん…) |
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とにかく話を聞かせて下さいよ。 |
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おっけ~。 とりあえずメンドクサいから事件の核心から言うわね。 |
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事件の犯人は・・・ ここにいる諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)よ。 「あ、こいつ犯人ね↓」 ビシッ! セールちゃんは前置きもなしに犯人を断定した。 |
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え∑(゚Д゚il!) !? | |
え∑(゚Д゚il!) !? | |
マジですか!? | |
馬鹿な! なにを根拠に! |
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そんなわけあるか! | |
諸悪今源之助さんは今まで俺をずっと支えてくれたんだぞ! セールちゃんの説明なき犯人断定で場が騒然となる。 |
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私は探偵じゃないから細かい説明はしにゃーい。 | |
証拠資料を警察にゴッソリ送ったから、後でチェックしなさい。 金の流れ、人のつながりを見ればバッチり分かるわよ。 |
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ふざけるな! キチンと説明しろよ! |
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おかすぞ女! 諸悪今源之助の態度が急に悪くなる。 が、そんなものは無視してセールちゃんは話を続ける。 |
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まー、事件の流れはこんな感じねー。 | |
地震がおきた夜・・・ 犯人である諸悪今源之助はヤクザを使って、人工地震装置を発動させた。 「人工地震装置」 が、不発。 人工地震装置では地震が起きなかった。 |
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あん? 不発だと? |
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短期間にどうやって調べたんですか? |
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すっごい時間をかけて地道に調査したのよ。 | |
んで 人工地震装置は不発だったけど・・・ 偶然にも地震がおきちゃったようね。 それでまぁ、日本中大混乱よ。 |
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ん~? それっておかしくない? |
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ですね・・・ 人工地震装置が不発なら・・・ |
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犯人はいないということになりますよ? |
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そうですね。 ノーマルな地震なら犯人はいません。 |
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ところがギッチョンそうでもないんですよ。 | |
諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)は、地震がおきたドサクサにまぎれて6人の女性をレイプしたのよね。 で、被災者に見せかけて海に捨てたわけよ。 |
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そんな! まさか!? |
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だから、どんな根拠があって俺を犯人だと断言してるんだよ? |
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それは・・・ | |
被害者であるみんなエエ子の死体を調べれば分かるんじゃないの? |
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調べようがねぇーだろ。 死体は海の生き物に食われてボロボロだ。 |
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そこでオープン棺桶(かんおけ)~♪ | |
セールちゃんが棺桶を開く! 棺桶の中にはみんなエエ子の死体が安置されている。 死体は損壊しているが、まだ真新しい。 海の生き物に食い荒らされた跡は残っていない。 |
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死体が新しい死体になってる!? なんで!? |
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どうなってるんだこれは? | |
信じられん・・・ | |
何かの手品か? |
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非科学的ねー。 手品じゃ死体は新しくならんでしょーに |
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とにかくさ、警察はみんなエエ子の死体を調べなさい。 みんなエエ子の体から諸悪今源之助の指紋と体液が検出されれば、答えなんてすぐ出るでしょ。 |
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ちょっと待て・・・ 嘘だろ・・・ |
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分かりました。 あなたを信じて再検視します。 |
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警察はすさまじい勢いで手に平を返し、セールちゃんを信用する。 |
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ば、馬鹿な。 もしあの少女が言ったことが真実なら |
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俺は・・・俺は・・・ 諸悪今源之助さんに ・・・・・・ ・・・・ ・・ |
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ふは♪ | |
ふははははははっ♪ いきなり諸悪今源之助が開き直って笑いまくる。 |
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なっ!? | |
こりゃ、もう駄目だな┐(´~`)┌ | |
この調子だと俺の余罪までバレて逃げられねーわ♪ こーさん、こーさん。 |
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!? | |
!? | |
(●゚д゚●)!? |
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(はい、私の仕事終了~) |
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まったく・・・ | |
どーして俺のポコ君はこんな馬鹿なのかね~? 勝手に動きやがるんだよな~。 |
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なにが言いたい? 諸悪今源之助? |
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このお嬢ちゃんの言ってることは全部正解なんだろーよ。 |
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みんなエエ子は俺が犯し殺したさ。 大地震のどさくさにまぎれて、海に捨てとけばバレないと思ったんだけどな~。 股間ポリポリ。 |
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エエ子をレイプして殺しただと? | |
今まで親切にしてくれたのはなんだったんだ! あんたどのツラ下げて・・・ |
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いい勉強になったんじゃねーの? | |
世の中は俺みたいなクズがいっぱいいるんだぜ~。 諸悪今源之助がさわやかに笑う。 軽快に笑う。 |
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なんなんだあんたは! なんで半笑いなんだよ! |
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みんなやる男が諸悪今源之助に飛びかかる! その姿はいじめっ子に反撃するいじめられっ子のようにも見えた。 |
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おっと・・・ 怖い怖い・・・ |
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ゲスがぁ!! | |
ぶっ殺してやる! 女銃鹿は豹のように諸悪今源之助に飛びかかった! |
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