81話 | |
2018年10月1日 女銃鹿「お姉ちゃん駄目っ子ですし…将来はメスのお嫁さんあたりで妥協しようかなっと…」 |
待てぇぇぇ! あんたらここで何をしている! |
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!? |
深夜。 大雨がふる駐車場。 「滝のような大雨が降る駐車場」
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ちっ! 例の地震学者かよ。 |
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作業着を着た男達はガラが悪く。 みな入れ墨(いれずみ)をしている。 |
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ここは部外者立ち入り禁止だ! | |
すぐに出て行かなければ警察を呼ぶぞ! |
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うるせーな。 クソジジイ。 |
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こっちも命をかけた商売の途中なんだよ。 | |
作業着を着た男が「みんなやる男」の腕をつかむ 握りつぶすような力でつかむ! が! |
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暴力には屈しん! | |
みんなやる男はつかまれた腕を簡単に振り払った |
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あっ、てめぇ! 暴力をふるいやがったな! |
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黙れ! チンピラが! |
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地震トリガーに何をするつもりだ! これはチンピラが動かしていいものじゃないぞ! 「地震トリガー」 |
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俺達が何をやってるか話すわけねーだろーがっ! | |
2人のいかつい作業員が「みんなやる男」を殴りかかろうとする! |
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ダッキング! | |
が、避ける。 みんなやる男はボクサーのようにダッキングして攻撃を避けた! |
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なんだこのジジイ! むっちゃ機敏(きびん)やぞ! |
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地震学者の足腰をなめるな! おまえらチンピラよりは鍛えてるんだよ! |
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くっ! | |
だったら3人で! |
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これ以上は話にならん! | |
そしてみんなやる男は作業員の脇をすり抜け 山に向かって走り出した! |
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ま! 待ちやがれぇぇぇ! |
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待たん! 今すぐ山の上にある地震トリガーを確認する! | |
みんなやる男は作業員に追いかけられながら、老人とは思えない速度で山をかけ登った! ・・・・・・ ・・・・ ・・ 同時刻。 みんなやる男から50m離れた場所。 車の後部座席 |
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あ・・・が・・・が・・・ | |
社内はムナクソ悪い乱暴現場になっていた。 |
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ふぅ… | |
っと、一瞬で殺しちまったか? まだ、壊れてないよな? みんなエエ子の両手両足は折られ、真逆に折れ曲がっている。 「みんなエエ子」 そしてみんな良い子の性器には… バットが突き刺さっていた 「こんな感じ ミニキャラ図」 |
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が・・・が・・・が・・・が・・・ | |
ほんの一瞬だった。 ほんの一瞬でみんなエエ子は壊されていた。 みんなエエ子は塩をかけられたカエルの死体のようにピクピクと痙攣(けいれん)する ※カエルの死体に塩をかけるとピクピク動くよ。 |
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あ~あ~、俺ってすぐオモチャを壊すタイプなんだよなぁ。 | |
諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)は一瞬でみんなエエ子を破壊した。 「諸悪今源之助(しょあくこんげんのすけ)」 なぜ、そんなことをするのか常識では考えられない。 それは悪魔の所業だった。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ そして雨が降る山中。 「雨が降る山中」 |
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はあ! はあ! はあ! はあ! |
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みんなエエ子の状況も知らずに みんなやる男は何も知らずに走る! いかつい男達に追いかけられながら走る! |
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どんだけ足の速いジジイなんだよ! | |
滝のような雨の中… みんなやる男は、泥だらけになり… 地震トリガーを目指して山を登る! |
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こいつ…俺達ヤクザよりも体力があるのか? |
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おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! | |
負けるかよぉぉぉぉぉ! みんなやる男は丘を越え、地震トリガーが見える丘を見下ろした! ・・・・ ・・ |
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ジーージーー。 (↑地味なモーター音。けっこう静穏) |
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地震トリガーは… シーソーのように動いていた! 「シーソーのように動いていた」 |
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動いている!?!? | |
ジーージーー。 (↑地味なモーター音。けっこう静穏) |
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地震トリガーは油田ポンプを改造したポンプである。 地震トリガーが動くと、河川から水を汲みとり地下に水を流し込む。 やがて流しこまれた水が断層を動かし地震を発生させる。 |
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馬鹿な、地震トリガーが稼働してるだと? | |
足りない部品を無理矢理つぎ足して、稼働させたというのか? |
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ジーージーー。 (↑地味なモーター音。けっこう静穏) |
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山に配置された60台の地震トリガーが動きまくっていた! モーター音を鳴らしながら… 静かに大量の水を地下に流し続ける! |
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追いついたぞ! ジジイ! |
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くっ! | |
作業儀を着た3人の男が、みんなやる男の背中に飛びかかり、みんなやる男を泥水の上に押さえつけた! |
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何をやってるか分かってるのか! | |
こんな雑に地震トリガーを稼働させて! これではいつ地震が発生するか分かったものじゃない! |
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うっせぇぇ! 俺達も命をかけて商売してるんだよ! |
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馬鹿が! 馬鹿が! 馬鹿が! 馬鹿が! 馬鹿が! |
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商売どころじゃない! なぜそれが分からん! |
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ああん?(威嚇) | |
ああん?(威嚇) | |
お前達は地震というきまぐれな化け物の恐ろしさをまったく分かっていない! | |
今から地震が起きたらどうするつもりだ! ・・・・・・ ・・・・ ・・ ユ サ ッ ! などと話していると、地面がユサっと揺れる。 みんなやる男と取り押さえた男達は正体不明の目まいを感じた。 |
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あん? 目まい? |
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男達は、なぜ目まいを感じたのか分からない。 |
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あれ? もしかして地震? |
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震度1…… 初期微動……か? |
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おい! 何が起きた! |
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答えろよ! 地震学者! 作業員がみんなやる男を問いつめようとした、その瞬間! |
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カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ! | |
地面がカタカタと小刻みに震えるっ! |
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!? | |
おい!? まさか!? |
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今から大地震がおきるのか! | |
・・・・ ・・ |
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ゴ ッ ! |
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!? | |
!? | |
!? | |
突然の出来事だった。 いきなり! 容赦なく! 凄まじいゴ音と共に、巨大な縦揺れの地震が発生した! |
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ゴ ゴ ゴ ゴ ! |
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この「ゴ」音は、普通の「ゴ」音ではない! 雷鳴のような凄まじい「ゴ」音! 地面の奥底から聞こえる落雷のようなゴ音! 大地震の鳴き声! |
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ああああああ!? | |
ああああああ!? | |
山の木々がメトロノームのように揺れる! 揺れる! |
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山の地震はやばい! | |
巨大な土砂崩れが発生し 土砂を喰らった木々がドミノのように倒れまくるっ! |
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!? | |
!? | |
みんなやる男を押さえていた3人の作業員は 土砂と一緒に流れる木々に飲み込まれ、豆腐のようにバラバラになる! |
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できる事がなさすぎる! | |
とにかく頭だけは手で守るんだ! みんなやる男は頭を両手で押さえ…… 濁流のように流れる土砂に飲み込まれて気絶した! 人は無力だ。 ・・・・ ・・ |
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くっそ! もう地震が起きやがったのか! |
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ガキの死体は川に捨てて、このままズラかるか! |
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・・・・・・。 | |
諸悪今源之助が車のエンジンをいれてこの場を離れる。 災害時における車の使用は多くのリスクを伴うが、諸悪今源之助は運よく逃げおおせた。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ そして地震は尚(なお)も止まらない。 山の近くにある大量の家やビルがコンニャクのように歪みながらユレる! ユレる! |
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ゴ ゴ ゴ ! |
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いま地震て! | |
ズボンをはかなきゃ!(迫真) DMMのエロスマホゲーで遊んでいた善良な男が服装をととのえる! が! 服装を整えてる間に家が土砂にのまれ男は絶命した! |
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2階が下に落ちた!? | |
1階にいるお母さんは!? |
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・・・・・・。 | |
1階で寝ていた女性の母親が、落ちてきた2階につぶされ、モンジャ焼きのようにまっ平らになるっ! |
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あああああ! | |
あああああ! | |
あああああ! | |
あああああ! | |
様々な死因で、1000人の人間が死ぬ! 2000人の人間が死ぬ! 3000人の人間が死ぬ! 無数の命が地震に喰い殺される! |
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ゴ ゴ ゴ ! |
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これほどまでに多くの人を殺す地震は何者なのだろう? ・・・・・・ ・・・・ ・・ 同時刻。 女銃鹿の家。 「女銃鹿の家」 |
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なの! 隣の隣の隣の県で大地震が発生したね! |
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愛知県にいたメスが素早く地震を察知する! メスはプレステ3の鉄拳5 DARK RESURRECTION をやっていた。 |
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へー地震ですか~? まったく気付きませんよ~。 |
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パンダを操作していた女銃鹿は、メスが操作するクマの「クマちゃぶ台返し」をくらってやぶれていた。 |
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グノーシャなのに鈍感すぎるかも~。 | |
お姉ちゃん愚鈍ですからね~。 | |
最近、スイングバイ加速射撃を覚えましたが… 男銃鹿が使う「スイングバイ加速射撃」と効果が違いすぎて死にたい気持ちになりましたよ~。 「スイングバイ加速射撃」 |
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へ~? | |
男銃鹿ちゃんが使うスイングバイ加速射撃って効果が違うんだ~? (そー言えば、スイングバイ加速射撃っておかしな点があるよね~) |
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お姉ちゃん駄目っ子ですし… | |
将来はメスのお嫁さんあたりで妥協しようかなっと… 女銃鹿の手がメスのヒザを優しくさする。 |
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はっ? なに言ってるのこのお姉ちゃんは!? |
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メスがドン引きしまくり、メスの全身が鳥肌まみれになる。 |
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いいじゃないですか~♪ 減るもんじゃなし。 |
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ヘルもんだよ! | |
メス達はアホのように平和だった。 |
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ゴ ゴ ゴ ! |
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地震はなおも続いていた。 |
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