序盤はテキトーに移動します | |
2019年9月29日 テンションが上ってない序盤はサクサク進めるの~♪そのうちテンションが上がるさなの~♪ (こっちがAパートだよー) |
じゃあ、王様の依頼を受けるとして・・・ | |
どうやって修羅の国フ・クォーカーに行こうか? |
冒険の準備をすませたメス達は、玉座の間にいた。 「玉座の間」 ※前回のあらすじ メスたちは王の依頼で、宝物の次元界にあるオールドワンの秘宝を求めて旅に出るよ。 「大戦争女王メス=ブルーファントム(たぶんラスボス)」 「パーティのステータス」 |
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ならば、テレポートの魔法で、隣国のサガ公国に・・・ | |
(↑王様だよ) |
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テレポートだったら石の中に転送して私達をぶっ殺せるじゃねーか! | |
だったら王を道づれにテレポート自殺するぞ! こらぁ! |
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THE疑り深い冒険者。 過剰編。 |
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メンドクサイなぁ~。 無駄に用心深いプレイヤーはこれだから・・・ |
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(疑りすぎたら話が進まないんだよ) |
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ならば「トランスポート スルー プラント」の魔法ならどうだ? これならば失敗する可能性はないだろう。 |
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トランスポート スルー プラントって何かな? |
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ようするに植物から植物へワープするドルイドの魔法。 | |
どこでもドアみたいに木から木へワープする。 |
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(ドルイドなら私と同じ職業だね。私もワープできるかな?) |
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ふーん。 (ルールを読みながら考察) |
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なるほどトランスポートスループラントなら安全そうだな。 |
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納得したか。 疑り深いダークエルフよ。 |
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じゃあ王ちゃん。 | |
私はここで寝てるから、トランスポートスループラントの準備をしなさい。 |
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THE不遜(ふそん)! |
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移動処理は退屈だし、早めに済ませるんだぞ。 |
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Oh・・・ プレイヤーの性格も自己中・・・ |
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まぁ、TRPGにおける移動処理は退屈な場面が多いしな♪ この辺はチャッチャと進めるわ♪ |
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3ターン後(30分後) 2人のドルイドが玉座の間にきて、トランスポートスループラントを使う。 ・・・・・・ ・・・・ ・・ そしてパーティとドルイドは・・・ フ・クォーカーの隣国サガにワープした! 「ココへワープしますた」 |
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(すっごい端折った!) |
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話の展開はっや! |
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話がトントン進んでるけど・・・ ワープした先はどうなってる? |
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ワープした先は・・・ | |
洞窟! パーティは洞窟の中にワープしていた。 「現在位置」 洞窟内はとても冷たく、放線菌の影響でカビ臭い匂いが充満している。 足元は何千というコウモリの骨が散らばっていた。 |
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ほほう、いきなりダンジョンか? | |
60Gはダンジョンをひたすら探索させるタイプのマスターなのか? ※TRPG黎明期はダンジョンをひたすら探索させるマスターが沢山いたの。(もとウォーゲームファンだったマスターがダンジョンやりまくったんだよね) |
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いや、そうでもない。 | |
んでもって、魔法を使った2人のドルイドがPCに話しかけた。 |
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ワープ完了しました。 ここから先は皆様の力で頑張って下さい。 |
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うん。 | |
ねーねー。 ここってサガ公国という国だよね~? |
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サガ公国ってどんな国かな? |
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政変の激しい国なので、今のサガがどうなっているか我々には分かりません。 | |
フ・クォーカーと戦争中という話も聞きましたが・・・ 情報が混乱して、どうにも・・・ 「サガ公国とフ・クォーカーは戦争してるらしいね」 |
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ドルイド達はサガをあまり知らないようだ。 これ以上の情報は引き出せそうにない。 |
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つまり直接行って確かめろって事か。 |
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そうなります。 |
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ふむ。 | |
この洞窟を進むと何がある? |
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この洞窟を2日ほど進めば、サガの首都に出ます。 |
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なるほど。 首都に行けば色々分かりそうだね。 |
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だったら情報は現地調達するから問題ないの♪ |
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では、我々はココで1日待機した後に国に戻ります。 | |
ドルイド達は、その場に座り瞑想(めいそう)をはじめた。 |
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お便利NPCの仕事はここまでのようだな。(高レベルっぽいから1匹連れて行きたいところだが・・・) |
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まぁ、とりあえず、洞窟をズンドコズンドコ進んでいこう。 |
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だね。 ランタンに火を着けてズンドコ進むの。 |
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ズンドコ ズンドコ。 パーティは地味に前進する。 |
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(けっこう静かな立ち上がりなんだねぇ。もっと派手に動く人達と聞いてたけど・・・) |
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では・・・ | |
PC達は幅3m、高さ3mの洞窟をズンドコズンドコ進んでいく。 道は複雑にネジ曲がっているが、分岐のない1本道。 迷うことはない。 |
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FF13の1本道フィールドを思い出したよ~。 |
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そのうち強制イベントが起きると思う。 |
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そして洞窟を進んで2日後! | |
20mほど先に木の扉が見え 扉の向こうからホルモンを焼いたような匂いがただよってきた。 「現在位置」 |
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(え?ファンタジー世界でホルモン焼き?) |
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ホルモンということは、焼き肉パーティをしてるのかな? | |
飛び入り参加したい所なの~♪ |
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イービルだから状況把握! |
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イービルだから状況把握! | |
これはもう、臭いからしてアレしかない! m9( ゚д゚)ビシッ!! |
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(見ぬくのはっえーな、このベテランイービルコンビは・・・) |
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アレって? 匂いの正体が分かったのかな? |
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イービルの道はイービル。 ここは悪である私に任せておくんだな。 |
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任せるって、どうするのかな? | |
うちのパーティってシーフがいないから罠解除とか聞き耳ができないよね? |
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罠があるなら堂々と喰らうだけだぞ。 | |
木の扉をあけて普通に入るわ。 ガチャリ。 |
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無策で! すごい勇気があるの! |
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部屋の中は、どうなっている? |
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部屋の中は直径5m、高さ3mの半球の部屋になっている。 | |
「現在位置」 |
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ほっ。 罠は無かったようだね。 |
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でだ、部屋の北には何かを焼く窯(かま)が設置してあり、南西には大きなテーブルが置かれている。 | |
そしてテーブルの上には、コンガリとアミ焼きにされた人間の丸焼きが二体置かれており・・・ その人間の丸焼きを・・・ |
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痩(や)せた二人の男が犬のように食べていた! | |
きゃあぁあああああ! |
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お、いい声。 良いリアクション芸人になれる。 |
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ガチ・・・ウマ・・・ もうこれしか喰うものがない。 |
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モリモリ! ガリガリ! ・・・と言いながら痩せた男は「人間の丸焼き」を喰らい、骨までガリガリと喰らう! |
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その姿は人には見えない、人の形をした地獄の亡者に見える。 |
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ということは、ホルモン焼きの匂いって・・・ 人間の丸焼きの匂いだったのかな? |
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そうだ! 火葬場からそういう匂いが出るそうだ。 |
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でもって、シネ=シネ! デクスタリティ(敏捷度)判定をしてくれ! 20面ダイスでデクスタリティ(敏捷度)以下の数字が出れば成功だ! |
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サイコロ・・・コロコロ。 9で成功。 |
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痩せた男は2人だけではない! 天井に4人へばりついている! |
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肉・・・ | |
肉・・・ | |
ヨダレが天井から水滴のようにポトポトと落ちる。 |
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ダークソウルみたいな死角からの待ち伏せなの! |
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しねっ! |
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そのうちの1人が天井を離れ、ノーマルソードでシネ=シネを奇襲した! |
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はん。 気づいてるなら余裕だろ。 |
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ディフレクト(受け流し)で敵の攻撃を受け流す。 ダイスコロコロ・・・成功だ。 ? |
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おお! | |
うまい! | |
火花舞い! シネ=シネはあざやかな剣技で敵の下突き攻撃を受け流す! |
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ついでに敵を見るわ。 |
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攻撃した敵も痩せた男。 猛獣のような痩せ男。 |
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痩せた男はシネ=シネに話しかける。 |
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きさまどこからやって来た! 洞窟の奥は何もない筈(はず)だ! |
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ラティメリアから転送しますた。 |
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素直に答えるんだ? けっこうリスキーだと思う。 |
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転送だと! まさか大戦争女王の配下か! |
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同志ヒゲマルさまの命を狙いにきたのか! |
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ヒゲマル? なんか小ボスって感じの響きがするねぇ。 |
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大戦争女王の配下だと? じゃあ、それでいいや。 |
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(ちょっ! シネ=シネちゃん!) |
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ならば、許さん! |
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許さん! | |
許さん! | |
シュタン!シュタン!シュタン! (地面に着地する音) |
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天井にへばりついていた残り三人の男も地面に落下し、ノーマルソードを構える! | |
痩せた男達は餌を見る犬のような目でシネ=シネを凝視(ぎょうし)した。 「現在位置」 |
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肉・・・ ダークエルフの肉(ジュルリ) |
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ほーん。 とりあえず魔法の書を取り出すわ。 |
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というわけでイニシアチブね。 | |
痩(や)せた男達は2! |
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ダイスコロコロ・・・6! 私の先制だな。 |
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おお♪ 先制ならすごく優位だねぇ♪ |
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ふん! 先手を取ろうとこの数では敵わぬよ! |
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しかも、これだけ接近していれば魔法すら使えまい! 「狭い空間で乱戦状態なので、魔法を使うと自分も巻き込まれるの」 |
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(これってピンチだよね? シネ=シネちゃん1人で大丈夫かな?) |
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手助けは? |
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いらん。 見ていろ。 |
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多少強そうでも序盤に登場する雑魚には負けん。 |
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え~、策とかあるのかな? |
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ふん! | |
RPGにおける・・・ 古き悪しき伝統戦術を魅せてやろう。 シネ=シネはダークヒーローのような歪んだ笑みを浮かべる。 彼女はトゥルーイービル(真なる悪)である。 Bパートに続くよ~♪ |
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